政治そのほか速
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「富山に来るのを楽しみにしていましたよ。それはね、食べ物!」
先ごろ出かけたライブで、アーティストの第一声に会場が沸いた。やはり富山といえばコメや魚がおいしいと期待されているのだろう。
そのおいしいコメと魚を堪能してもらおうと、県の観光課と県鮨(すし)商生活衛生同業組合が行っているキャンペーンが「富山湾鮨」だ。ネタの全てが富山湾の地魚で、シャリは県産米。1セット10貫に汁物が付き、3000円前後の価格設定だ。
回転寿司ならばともかく、目の前で握ってもらう鮨屋さんはなんだか緊張する……。そんなお鮨初心者の私でも、セットになっていれば安心だ。富山空港近くの「とと楽」(富山市新保)を訪れると、「これは予約特典の小鉢ね」と、店主の野上信一さんが先付と小鉢を差し出してくれた。参加店により内容は異なるが、富山湾鮨を前日までに予約しておくと小鉢やデザートなどが付くうれしい特典があるのだ。
「こっちから順にフクラギ、クルマダイ、アジ」。説明してくれたネタの一つが、カツオと聞いて驚いた。富山湾でカツオがとれるの? 「とれますよ。私らはデブなんて呼んでますが」と野上さん。これがもっちりとうまいのだ。とろりと甘いアマエビに、軍艦巻きのとろろ昆布が繊細な味わいを引き立てるシロエビ。「天然の生け簀(す)」と呼ばれる富山湾の豊かさを実感する。
年末までの限定企画として、富山湾鮨を注文した子供連れの家族客には「富山湾鮨オリジナルおりがみ」をプレゼント中だ。切手に続き、年賀状も販売されて話題の富山湾鮨。海の幸が勢ぞろいした折り紙も親子で楽しめそうだ。