政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
甲子園球場で21日に開幕した選抜高校野球大会の開会式で、3年ぶり4度目の出場となる近江の選手たちは、スタンドの大歓声を受けながら、晴れ晴れとした表情で入場行進した。
開会式後、仲矢惇平主将は「大歓声を聞いて、また甲子園に戻ってきたと実感した。みんな緊張しているので、昨夏の経験者5人を中心にチームを引っ張っていく」と真剣な表情で話していた。近江は大会第4日の第3試合で九産大九州(福岡)と対戦する。
中国・北京在住の書画家ヤン・ツンウェイさん(71)=写真=の作品展が20日、瀬戸内市邑久町虫明の黒井山グリーンパークゆうゆう交流館で始まった。29日まで。
毎年この時期に開いており、9回目の今年は弟子ら6人の作品も加え、約60点を展示。ヤンさんの墨彩画は母国の伝統絵画と西洋画の技法を融合し、ハスやフジの花を色鮮やかに描く。
書、てん刻などもあり、ヤンさんは「東洋の美を楽しむことで、日中の交流が深まれば」としている。
問い合わせは同館(0869・25・0891)。
◇中沢さん作品 銅像に
漫画「はだしのゲン」の作者で2012年に73歳で死去した中沢啓治さんが描いた「広島カープ誕生物語」の登場人物らをモチーフとした銅像が、マツダスタジアム(広島市南区)近くの屋内練習場敷地内に完成し、20日、披露式が行われた。
物語は原爆で両親を失い、豆腐店で働く少年が、原爆投下から5年後の1950年に市民球団として発足したカープとともに懸命に生きる姿を描いた。1994年に書き下ろしで出版され、その後、絶版となっていたが、昨年、復刊された。
被爆70年を迎える今年、原爆の悲惨さを後世に伝えようと球団などが制作を進めてきた。式には中沢さんの妻、ミサヨさん(72)や、作品にも登場する75年のリーグ初優勝時のエース外木場義郎さん(69)らが出席。像を覆う布を取ると、積み上げた土管の上でカープを応援する主人公らが現れ、近くの保育園児が「それ行けカープ」を歌って完成を祝った。
銅像の周りには、被爆レンガや広島電鉄の被爆当時の敷石とレールなどもあしらわれ、原爆で壊滅的な被害を受けながらも復興を果たした広島の歴史を伝える。ミサヨさんは「漫画から飛び出してきたような迫力。像を通して平和の大切さを感じてほしい」と話した。
◇徳島市選管 ポスター掲示場設置
徳島市選管は20日、統一地方選で実施される知事選(26日告示)、県議選(4月3日告示)、徳島市議選(同19日告示)の立候補者ポスター掲示場の設置を始めた。
同市幸町の幸町公園西側では委託業者が作業し、42人分のポスターを貼れる徳島市議選分(縦1・35メートル、横6・75メートル)を組み立て、その後、知事選(6人分)と県議選・徳島選挙区(18人分)のボードを上から貼り付けた。
同市選管は25日までに、市内400か所に設置する。
◇高松「宮脇町ぐりんど」
高松市宮脇町に、まるで山の中に埋まっているような集合住宅が完成した。斜面をくりぬいて建てられ、土で覆った屋根には多くの苗木が植えてある。設計した高松市の建築士・長田慶太さん(39)は「グリーン」と「土」を合わせて「宮脇町ぐりんど」と命名。「苗木が成長すれば、将来は森に包まれたような環境になるはず」と話している。(佐々木伶)
ぐりんどが建てられたのは、住宅街の一角にある山地。長年、手つかずのまま残されていた。
斜面を宅地にするには、階段状に整地するのが一般的だ。だが「自然を押さえつけるよう」と違和感を感じていた長田さんは、所有者に斜面をそのまま活用することを提案した。
土は保温力が高く、年間を通して15度前後に保たれるため、夏は涼しく、冬は暖かい。大規模な土地造成を省け、建設費を抑えることもできた。
課題は湿気対策。長田さんは、くりぬいた部分に施工したコンクリートと壁の間に、空気層を挟んだ建材を入れることで解決した。
くりぬいた土で屋根を覆い、元の山地のままのような景観を実現。ビルなどの屋上緑化に比べ、より自然に近い形で樹木が育つことが期待できるという。
1LDKと2LDKの賃貸7戸。長田さん自身も入居し、緑の成長を見守る。「ぐりんどが住宅の名前ではなく、森として認識されるくらいになれば」と話している。
問い合わせはアパマンショップ番町店(087・833・6000)。