政治そのほか速
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金沢市出身の作家・室生犀星(1889~1962年)の命日(26日)を前に、犀星が幼少期を過ごした同市千日町の雨宝院で21日、「犀星忌」が行われ、文学ファンら約50人が古里の文豪をしのんだ。
雨宝院の高山光延住職が読経した後、室生犀星記念館の上田正行館長=写真=が、自然に対する犀星の細やかな感性について講演。「魚もわがこころとともにあり」と表現した詩などを挙げつつ、「犀星は犀川のほとりで育ち、魚や虫などに親しんだ。多くの作品の中で、動植物の気持ちが表現されている」と話した。
26日午後6時からは、雨宝院で、第4回室生犀星文学賞(読売新聞北陸支社主催、金城学園共催)を受賞したおちつかなさんの表彰式が行われる。
全国各地で製造されている日本酒や漬物などを発信する「全国発酵食品サミットin白山」(読売新聞北陸支社など後援)が21日、同市美川中町の市美川体育館などで開幕した。
同体育館では物産展が開かれ、全国の約50の出店者が自慢の発酵食をブースで販売。「かぶらずし」など地元でおなじみの食品から、「ふなずし」(滋賀県)まで約200の商品が並び、来場者は、みそや日本酒の香りを楽しみながら品定めしていた。「いぶりがっこ」(秋田県)などを購入した富山県高岡市、公務員五箇大成さん(46)は「多くの品ぞろえで楽しめた」と笑顔で話した。
近くの市美川文化会館では、発酵・醸造学者で東京農業大学名誉教授の小泉武夫さんが「発酵の可能性」と題して基調講演を行った。
サミットは22日も行われ、物産展は午前10時~午後4時に開かれる。
◇フキノトウ並ぶ
大野市で400年以上続く七間(しちけん)朝市の今年の市が春分の日の21日、始まった。新鮮な野菜や山菜を品定めする市民らでにぎわった。朝市は12月31日まで毎日午前7~11時に行われる。
市中心部の七間通りに約30軒が出店。収穫したばかりの白菜やニンジン、フキノトウや梅の花などが並んだ。初日のこの日は、商売繁盛を祈願する神事や中学生によるブラスバンド演奏、招福餅まきもあった。
友人3人と訪れた越前町の主婦為国とよこさん(65)は「野菜が新鮮で安いのでたくさん買った。春が来たなあと晴れ晴れした気持ち」と喜び、売り手の中村美智子さん(76)も「調理の仕方を教えたり、教わったりと会話が朝市の楽しいところ。毎朝早いけれど頑張らなくちゃ」と話していた。
雪深い同市では、冬の間休みだった越前大野城や、城下町を巡る人力車もこの日、始まり、春の訪れを感じさせていた。
鈴鹿市庄野羽山のショッピングセンター「イオンモール鈴鹿」で、県立飯野高校応用デザイン科2年生の作品展が開かれている。22日まで。
同科では1年生でデザインと美術の基礎を学び、2年生から商業デザイン、コンピューターグラフィックス、服飾デザインなど6コースに分かれて学習する。作品展は同科の77人が計172作品を展示した。絵画やポスター、彫刻などのほか洋服も並び、市民が熱心に鑑賞していた。
「一歩前へ踏み入った色」と題し、力強く踏み出す人の足をコンピューターグラフィックスで表現した勢司香織さん(17)は「放課後も残って制作した。高校で学ぶ意気込みを描きたかった」と話していた。
甲子園球場で21日に開幕した選抜高校野球大会の開会式で、県岐阜商の選手は、大観衆に見守られながら、晴れ晴れとした表情で入場行進した。
2年ぶり28度目の出場で、式が終わると高橋純平主将は「学校の伝統に恥じない行進ができた」と振り返り、初戦に向けて「相手チームに気持ちで負けない投球をしたい」と決意を語った。県岐阜商は大会4日目の第2試合で、松商学園(長野)と対戦する。