政治そのほか速
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今期限りでの引退を表明している敦賀市の河瀬一治市長(63)が19日、任期中で最後となる市議会の閉会あいさつで、5期20年間の市政運営を振り返った。初当選した1995年に高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故が起き、今月17日には敦賀原子力発電所1号機の廃炉が決まるなど、「原発城下町」の首長ならではの経験に思いをはせた。
70年に運転を開始した敦賀1号機について、河瀬市長は「我が国初の軽水炉であり、電力の安定供給に貢献してきた。役目を終えることに一抹の寂しさを覚える」と語った。原発の再稼働が進まない現状などにも触れ「原発の長期運転停止や、これに起因する地域経済の低迷など、今なお的確な対応が求められる課題もある」と指摘した。
河瀬市長は一部で、国政への転身がささやかれている。ただ、今後については「愛する敦賀市の飛躍、発展のために努力したい」と述べるにとどめた。
国の基準を満たさない東洋ゴム工業製の免震ゴムが県立志摩病院(志摩市)などに使われていた問題で、同社の川田道弘・執行役員らが19日、津市の県分庁舎を訪れ、県の担当者らに「多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げたい」と謝罪した。
県建築開発課の古川万課長は川田執行役員らに、「あってはならないことで、強い憤りを感じている」と強い口調で伝えた。川田執行役員は「建物の安全性を検証し、必要があれば交換などをしていきたい」と述べた上で、交換には1年程度かかるとの見通しも示した。
県内の公共施設では、同病院と鳥羽警察署(鳥羽市)、県伊勢庁舎(伊勢市)の計3施設で基準に満たない製品が使われたことが判明しており、同社のこの日の説明によると、3施設では揺れを吸収する力に関する値が、基準よりも最大約30%低いという。
飛騨地方の雛(ひな)祭り(4月3日)を彩る5色の「ひし餅」づくりが、高山市一之宮町の農家民宿で行われた。
ひし餅づくりは約30年前に町内有志らで始めたが、今では民宿を営む水野美代子さん(67)のみが作り続けている。18日は、地元で採れた赤カブやカボチャ、キビ、ヨモギで色づけした4色の餅と、雪解けを表す白の餅をひし形に切りそろえ、5段に重ね合わせていた。この日は約80袋分を作ったという。
水野さんは「すべて地元産の食材を使っています。ひし餅を楽しみにしてくれる人もいるので、これからも作り続けたい」と話していた。
出来上がったひし餅は、同町の飛騨一宮水無神社で来月3日に行われる「飛騨生きびな祭り」で販売(1袋450円)されるほか、市内のアンテナショップでも販売される。
読売新聞社が実施した「全国自治体首長アンケート」で、県内の首長は人口減対策や定住促進策として、子育て支援策や、空き家活用、雇用確保策などを特に重視していることがわかった。
アンケートは全国の都道府県と市区町村の計1788自治体を対象に、2~3月にインターネットによる質問・回答方式で実施。県内で回答を寄せたのは石井知事と、富山と上市を除く13市町村長の計14首長で、回答率は88%。
人口減少や少子化、定住促進対策に関する取り組みについて複数回答で聞いたところ、13首長が選んだ保育料補助などの「子育て支援」と、移住希望者に空き家情報を提供するなどの「空き家バンク、空き家撤去」が最も多く、「起業・雇用支援」と「企業誘致」(各12首長)が続いた。
人口減少により生じている影響(複数回答)は、舟橋村と魚津市を除く12首長が挙げた「空き家の増加」がトップ。次いで「中心市街地の衰退」と「伝統芸能の継承者不足、祭りの存続危機」(各10首長)が多かった。
政府が人口減少と東京一極集中の是正を目指し、「地方創生」に関する総合戦略や長期ビジョンを策定したことについては、高岡、滑川、小矢部、南砺の4首長が「大いに評価している」、残る10首長が「多少は評価している」と答え、回答した14首長全員が肯定的に捉えていた。
政府が自治体に、2015年度中の策定を求めている「地方版総合戦略」と「地方人口ビジョン」を、期限内に策定できる見込みがあるかについては、「ない(検討中)」と答えた朝日町以外の13首長が「ある」と答えた。
政府が今春をめどに指定する、規制緩和による新規産業や雇用の創出を目指す「地方創生特区」の指定を目指すと答えたのは、知事と高岡、氷見、南砺の4首長。氷見、南砺の2首長は、いずれも観光分野に関する規制緩和を求める考えを示した。
地方創生を進める上で不足している点について、自由回答形式で尋ねたところ、知事は「日本海国土軸など東京圏等の太平洋側に偏りがちな国土構造の変革」「政府機関の移転」「自由度の高い交付金」などを挙げた。
市町村合併の効果については、1999年度以降の「平成の大合併」で合併した高岡、黒部、砺波、南砺、射水の5首長全てが「あった」と答え、具体的成果(自由回答)では「効率的な行政運営によるサービス向上」などが挙がった。
県議選(4月3日告示、12日投開票)と舟橋村議選(同21日告示、26日投開票)が行われる統一地方選で争点として取り上げるべき重要課題(複数回答)は、12首長が挙げた「人口減少対策」と「地方創生」が最も多かった。
紀北町海山区の公園「種まき権兵衛の里」で、トサミズキの花が枝いっぱいに鈴なりの花を咲かせている。
トサミズキは高知県に自生する日本の固有種で、淡い黄色の花が、垂れ下がるようにして咲く。同公園には45本が植えられており、今月末頃まで見頃が続くという。
また、同公園では21日午前10時から正午、「種まき権兵衛祭」が開催される。江戸時代に同地域を開墾した権兵衛さんをしのび、踊りなどが披露される予定。入園無料で、月曜休園。