政治そのほか速
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◇旧津山扇形機関車庫
津山市大谷の旧津山扇形機関車庫に展示するため、旧交通科学博物館(大阪市港区、昨年4月閉館)から移送されていた蒸気機関車(SL)の「D51」が16日、同車庫に入庫した。
D51は、本体(32トン)と車輪(39トン)、炭水車(20トン)に3分割されて9日にJR津山駅構内に到着、構内で元に戻す作業が行われていた。
入庫作業は午前9時に始まり、2号機を示す「D512」のプレートを付けた車両は、ディーゼル機関車に押されながら車両の向きを変える転車台にのせられてゆっくりと転回した後、9番車庫に納められた。
市観光協会やJR鉄道OB会の会員約20人が作業を見守り、無事、収容されると大きな拍手を送っていた。同協会の竹内佑宜会長は「県北の遺産として多くの観光客や鉄道ファンに見に来てほしい」と話していた。
同車庫には、このほかにディーゼル機関車の「DD13」「DF50」の2両も17日までに同博物館から移送されることになっている。
北海道日本ハムファイターズの選手によるトークライブが16日、札幌市内4か所で行われた。札幌市中央区の北海道四季劇場では、大谷翔平(20)、上沢直之(21)両選手が登場し、大谷選手は「15勝以上」、上沢選手は「2桁勝利」と、それぞれ今季の目標を明かした。
大谷選手らは、公演中のミュージカル「キャッツ」のキャストによる特別ステージの中で、サプライズで姿を現した。開幕投手を務める大谷選手は、目標について「まず開幕戦で勝つこと。15勝以上はしたい」と語った。昨季8勝の上沢選手は「規定投球回を投げ、2桁勝利を目指す」と抱負を述べた。
来場者から質問を受けるコーナーでは、猫と犬のどちらが好きかを問われ、ともに「犬」と回答。猫にふんした数十人のキャストに詰め寄られた上沢選手が「めっちゃ猫好きです、僕」と慌てて訂正する一幕もあった。
昨年のノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇・名城大教授と天野浩・名古屋大教授が16日、ノーベル賞メダルのレプリカをそれぞれの大学に寄贈した。名城大は25日から付属図書館で一般公開、名古屋大は赤崎記念研究館に展示する予定。
名古屋大では、天野教授へ14人目となる同大特別教授の称号授与式が行われ、浜口道成学長が証書を授与、天野教授はメダルのレプリカを浜口学長に手渡した。
名城大では、ノーベル賞受賞記念展示の開会イベントが行われ、出席した赤崎、天野両教授が会場にレプリカを設置。天野教授は「若い学生が『よし、俺も私も!』という気持ちになってくれたら望外の望みです」と語った。
自然科学研究機構・基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)などの研究グループは、食虫植物のサラセニアについて、特殊な「袋状」の葉を形作る仕組みを初めて解明したと発表した。研究成果は、16日付電子版科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。
サラセニアは、地面から袋状の葉が上に伸びた形をしており、その葉の中に消化液をため、落ちた虫を栄養にする。従来、袋状の葉がどのように形成されるかは不明だった。
研究グループは走査型電子顕微鏡で、葉が形成される初期の段階から成長の過程を観察。その結果、元々は平らな葉が、葉の中央と付け根といった特定部分の細胞分裂の方向を変え、袋の形に変化していたことが判明したという。
理化学研究所の倉谷滋・主任研究員(進化発生学)は「どの植物の葉にもある遺伝子が、働き方を少し変え、細胞レベルの変化を引き起こすことで、全く違った形になることがわかった。普通の葉がどう変化し、食虫植物の葉に進化したかという謎を説明してくれた」と話した。
◆朝方、車両数減乗り遅れも
北陸新幹線開業後、初の平日を迎えた16日、JR北陸線の経営を引き継いだ「あいの風とやま鉄道」では、通勤ラッシュの時間帯、列車に客が乗れないほど混雑した。その一方、富山空港では、全日空の富山―羽田便の搭乗率が大きく落ち込み、新幹線開業による影響が表れ始めた。
■鉄道
あいの風鉄道によると、この日午前7時45分高岡発、午前8時5分富山着の列車(2両編成)の混雑が激しく、小杉駅で10人程度、呉羽駅で5人程度がホームで乗車できずに取り残され、13分後の後続列車(4両編成)に乗車した。
JR北陸線の時は、ほぼ同時刻に運行していた列車は4両編成だったが、あいの風鉄道では2両編成で運行したことも、オーバーフローの原因だったようだ。 午後6時20分頃にも、富山駅で乗客が4両編成の停車位置で並んでいたところ、2両編成の列車が到着し、慌てて移動する場面がみられた。
各駅ホームでは、あいの風鉄道の社員が誘導役を務めていたが、担当者は「利用実態が想定と違った」と話す。同社は今後、利用実績を調べ、編成の車両数を増やすことも含めて対応を検討する方針。
一方、北陸新幹線の利用客は、満席の列車が相次いだ14、15日に比べ、やや落ちついた。JR西日本金沢支社によると、15日午後1時の時点で、16日の列車は「かがやき」「はくたか」「つるぎ」のいずれも、指定席が満席となった列車はなかったという。
◆羽田便は搭乗率15ポイント減
■飛行機
空の便は、新幹線開業で早速、乗客数が大きく減り始めた。
全日空富山支店によると、16日の羽田便の搭乗率(予約数)は約55%で、新幹線開業前と比べて約15ポイント落ち込んだ。全日空は16日、利用客の減少を想定し、羽田便6往復のうち3往復を座席数が少ない小型機で運航したが、それでも搭乗率が50%台に低下し、早くも厳しい現実が浮き彫りとなった格好だ。
西尾敏・富山支店長は、「機体は小型化し、運賃も下げられるところまで下げた。県の支援などをもっと周知して、利用をお願いしていくしかない」と話した。
■駅商業施設
富山駅高架下の商業施設「とやマルシェ」では16日、お土産を買い求めるビジネス出張客の姿も多く見られた。担当者によると、午後3時過ぎ頃からビジネス鞄(かばん)を持った出張客が増え始め、買い物を終えると1階エスカレーターを上って新幹線改札口に向かう姿が多くみられたという。
2日間で約9万人の来店者数を記録した14、15の両日は、駅を見に訪れたとみられる地元客らで身動きしづらいほど混雑したが、16日はさほど混雑はみられなかった。
日帰り出張を終えて東京方面に戻る横浜市泉区、会社員田代和也さん(47)は「出発まで時間があったので立ち寄った。改札に近いので、出発時刻ギリギリまで品定めして職場と家族用にお土産を買って帰りたい」と話していた。