政治そのほか速
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国内外から約3000人が参加する国内最大規模のクロスカントリースキー大会「第35回バーサーロペット・ジャパン」が14日、旭川市で開幕した。この日は5~45キロの計15部門に男女計566人が参加し、青空の下で暖かい日差しを浴びながらコースを滑った。
◇近江八幡でまつり
近江八幡市宮内町の日牟禮(ひむれ)八幡宮一帯で14日、「左義長まつり」(国選択無形民俗文化財)が始まった。
戦国時代の安土城下で、織田信長も参加したとされる伝統の祭り。各地区が昆布やスルメで作った干支(えと)の未(ひつじ)などを13基の左義長に取り付け、この日を迎えた。
多くの見物客の中、左義長を担いだ若者らが八幡宮を出発。「チョウヤレ、マッセ」と威勢の良い声を上げながら一帯を練り歩いた。
15日は午後8時から、八幡宮で左義長を燃やす「奉火」がある。(小宮宏祐)
◇那智勝浦でコンサート
那智勝浦町の町体育文化会館で14日、歌手のさだまさしさんのコンサートが開かれた。さださんは2012年11月、紀伊水害からの復興を支援するチャリティーコンサートを同町で開催。今回、地元の南紀くろしお商工会青年部が「元気になってきた町を見てもらいたい」との呼びかけに、さださんが応じた。
各地の被災地を激励に訪れているさださんは、この日、新宮市熊野川町で慰霊碑を参り、被災者とも交流したという。開演前に取材に応じたさださんは「前回はギター1本だけで訪れたが、今回はピアニストとギタリストも付いて来てくれたので前とは違う音楽を聴いてもらえる」とした上で、「自分にできるのは歌うこと。命のはかなさや重さ、一生懸命生きる楽しさと苦しさが伝われば」と話した。
約2000人が詰めかけたコンサートで、さださんは、「案山子」や「雨やどり」「精霊流し」などヒット曲を熱唱、合間に軽妙なトークも織り交ぜて場内を沸かせた。同青年部の久保丈二部長(39)は「実現したのは夢のよう。復興はまだ途上だが、町がもっと元気になる弾みになれば」と話していた。
東海道新幹線の最高時速285キロ運転が14日、始まった。速度向上は「のぞみ」がデビューした1992年3月以来23年ぶり。車両の改良などで15キロ速くなり、東京―名古屋間の所要時間は最短1時間33分と、2分短縮される。
JR東海によると、285キロ運転を行う車両は「N700A」と改造N700系の88編成。のぞみを中心に、日中は1時間に上下各1本運行される。ダイヤが乱れた際に早く回復できる効果もあるという。
同日午前6時25分から名古屋駅で開かれた出発式で、同社の柘植康英(つげこうえい)社長が「今後も東海道新幹線の安全性、快適性を磨き続けたい」とあいさつ。長谷川泰・名古屋駅長の合図で、285キロ運転となる、のぞみが東京へ出発した。
国が決定した基本計画から43年――。北陸新幹線が営業運転を始めた14日、JR金沢駅で行われた出発式では、この日を待っていた県民ら5000人近くが、一番列車「かがやき500号」の出発を見送った。金沢駅周辺や各観光地では、お祭りムードの中、伝統芸能の披露や地酒の振る舞いなどで、訪れた観光客をもてなした。
新幹線改札口前で午前5時に始まった開業式典で、JR西日本の真鍋精志社長は「長い年月を経て開業を迎えて感慨深い。より多くの方が訪れ、北陸との交流が広がることを期待する」とあいさつした。
式典に出席した谷本知事は「石川にとって100年に一度の節目を迎えた。開業効果を持続、発展させ、県内各地、各分野に行き渡らせたい」と意気込んだ。金沢市の山野之義市長は、「もう1回来たい、友達を連れて来よう、住んでみたいと思われる町をつくっていく」と誓った。太田国土交通相は「首都圏と北陸が近づいた。石川の魅力が高まり、多くの観光客を呼び込むことを期待する」と祝辞を述べた。
駅には一番列車の乗客や鉄道ファンらが次々と押し寄せると、自動改札機が詰まるトラブルも起きたが、備えた駅員たちが速やかに対応した。
11番ホームでは、東京行きの一番列車「かがやき500号」の乗客らが、和服姿の県内のミスたちと記念撮影をしたり、「W7系」をイメージした服を来て乗車したりと、祝賀ムードを盛り上げた。午前5時50分頃には先頭車両の横で、関係者がテープカットとくす玉割りで祝った。一番列車の発車を見送ろうと、約5000人が集まり、発車時に列車を写真に収めようという鉄道ファンらで混雑。駅員が「危ないので下がってください」とアナウンスするなど、安全確認も重ねた。
その後、辻昭夫駅長と女優土屋太鳳さんの合図で、定刻よりも1分遅れの午前6時1分、一番列車は多くの人々の夢、希望、未来も乗せて出発した。