政治そのほか速
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愛知県一宮市中心部の本町商店街で、約700本の色鮮やかな鯉(こい)のぼりが街中を彩る「本町鯉のぼりフェスティバル」が開催されている。
今年で20回目。家庭で不用になった鯉のぼりを寄贈してもらい、毎年この時期にアーケードに飾っている。商店街では約500メートルにわたり、鯉のぼりや吹き流しがずらりと並び、訪れた買い物客らが優雅に泳ぐ姿を楽しんでいる。
5月6日まで。期間中は園児・小学生を対象にした写生大会(18、19日午前11時~午後4時半受け付け、本町3のほんまちサンプラザ前、当日参加可)、臨時の出店「鯉茶店(こいちゃみせ)」によるかしわ餅・日本茶セットの100円販売(26日午前10時~午後5時、大和証券一宮支店前)、ビンゴ大会(5月3日午後3時、ほんまちサンプラザ前)も行われる。園児による手作り鯉のぼりの展示も企画している。
全国有数の焼き物の産地、瀬戸市で陶製の五月人形やかぶと飾りの出荷が最盛期を迎えている。
同市薬師町の「中外陶園」(鈴木政成社長)では、馬上でやりを構える武者や金色に輝くかぶと飾りなどが並び、従業員が丁寧に一品ずつ紙で包装していた。
同社の村瀬三紀夫・商品管理部長は「子供たちのすこやかな成長を願いながら作っています」と話している。全国各地に向けた出荷作業は今月中旬まで続く。
◇ツキノワグマ 処分の危機
◇豊能 保護団体 オリ提供
豊能町の山中で昨年6月に捕獲され、同町や府に一時保護されていたツキノワグマが9日、同町吉川の高代寺に引き取られた。各地の動物園に受け入れを断られるなど行き場を失い、殺処分の可能性があると知った住職らが「殺生はよくない」と飼育場所の提供を申し出た。
クマは5歳前後の雄で、体長約1・3メートル、体重51・5キロ。昨年6月19日、イノシシのわなに捕まって動けなくなっているところを発見された。
府動物愛護畜産課は、山中に放つことも検討したが、「近くに民家があり危険」と判断。オリで飼育しながら、全国約100か所の動物園や牧場などに受け入れを打診したが、「場所がない」などの理由で断られていたという。
こうした現状を知った兵庫県内の自然保護団体が「このままでは殺処分される。命を救いたい」と、近隣の複数の寺に場所提供を依頼。同寺が受け入れの意向を示した。
保護団体がインターネットなどで寄付を募り、今までより広い専用のオリ(縦10メートル、横7メートル、高さ3・5メートル)も完成。クマはこの日、大型車両で寺まで運ばれ、敷地内に設置されたオリの中で走り回ったり、水浴びしたりしたという。
今後は、保護団体のメンバーが寺に通って餌を与えるといい、長澤正秀副住職(50)は「殺生はいけないという思いだけです。元気に育ってもらえれば」と話している。
北陸新幹線開業で、東京―富山間が2時間台で結ばれたことで、首都圏在住者が富山との「2地域居住」を始める動きが出ている。災害が比較的少なく、豊かな自然と住環境に恵まれた富山と東京の間を行き来しながら暮らす、新しいライフスタイルだ。
「移動時間が短縮され、途中の乗り換えもないので格段に便利になりました」
開業後の先月22日、新幹線を初めて使って富山市を訪れた東京都大田区の田本吉男さん(67)、めぐみさん(67)夫妻は、満足そうに話した。
夫妻は昨年秋、JR富山駅近くの高層マンションの一室を購入した。立山連峰を背に北陸新幹線を見下ろせる部屋だ。
新たな住居を本格的に考えたのは、2011年の東日本大震災がきっかけだった。大きな揺れに見舞われた東京の自宅は、壊れることはなかったが、被災者の厳しい避難所生活の様子が報道で伝えられ、自分が被災した場合のことを真剣に考え始めた。
東京では将来、首都直下地震の発生も懸念されている。「避難生活で気持ちがなえて亡くなる人も多いと聞く。震災から早く自立するためには、ほかに住居を持つしかないと考えた」と吉男さんは話す。
富山市はめぐみさんの母方の実家があり、親戚も多い。新幹線開業で、東京―富山間は最速2時間8分になったことに加え、同市が中心部に次世代型路面電車(LRT)を導入し、車のない高齢者も安心して暮らせる「コンパクトシティー」を掲げていることにも注目したという。
同市は新幹線開業を前にした昨年10月、将来の定住人口を増やすことを目指し、市中心部で住宅を取得した県外在住者に最大35万円を補助する制度を創設。田本さん夫妻は背中を押されるようにマンション購入を決断し、適用第1号となった。
同市によると、新幹線開業直前の3月12日には横浜市、開業後の同16日にはさいたま市の在住者にもそれぞれ補助が決まり、今月6日現在で補助適用者は田本さん夫妻を含めて3組となっている。
田本さん夫妻は今後も、東京での生活を続けながら、月1回程度、富山を訪れて過ごすつもりだ。陶芸や絵など趣味の仲間を富山に呼ぶ計画も立てており、「自然が豊かで、空気のきれいな富山での生活も楽しみたい」と期待を膨らませている。
山陰初となる4年制看護大の鳥取看護大(倉吉市福庭)が開学し、9日、入学式が行われた。県内外から第1期生80人が集い、新たな一歩を踏み出した。
同大学は看護学部看護学科のみの単科大。県内の慢性的な看護師不足解消のために、県看護連盟や県中部の自治体が学校法人藤田学院に4年制看護大設置を要望。県、中部1市4町から約16億円の支援を受け、設置された。新入生の7割は県内出身者。
入学式では、近田敬子学長が、「社会の激変の波は容赦なくやってくる。逃げずに向き合い、社会に貢献できる人材になってほしい」と新入生を激励。新入生を代表して県立米子西高卒の林原美晴さん(18)が、「人間として成長し、夢の実現に向けて努力していきます」と決意を述べた。
学生たちは看護学などの基礎を学び、実習を重ねて、看護師や保健師、養護教諭を目指す。看護師だった祖母の影響で保健師を目指す松江市出身の小森日菜子さん(18)は、「相手に寄り添って信頼される人間に成長し、社会に貢献できるようになりたい」と目を輝かせていた。