政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
志賀町上棚(うわだな)の来入寺(らいにゅうじ)で、ミズバショウが見頃を迎えている。
ミズバショウはサトイモ科の多年草で山地の湿原などに生える。白い花のように見えるのは、つぼみを包む「苞(ほう)」で、苞の中央にある緑色の円柱状の部分が花にあたる。同寺には約1000株のミズバショウがあり、今年は例年より1週間ほど早い3月末から純白の苞が開き始めた。今月いっぱいは楽しめるという。
県産肉牛の品質向上を目的に行っている年1回の「県肉牛枝肉共励会(品評会)」が9日、大和郡山市の県食肉センターであり、最優秀賞に、宇陀市大宇陀の肉牛農家、井上源一さん(65)が出品した黒毛和種が選ばれた。
品評会では、県ブランドの大和牛38頭が出品され、肉付き、色、脂肪の質などを競った。その後のせりで、最優秀賞を獲得した524・6キロの枝肉は1キロ当たり2804円の最高値で取引された。
50年近くも肉牛を生産する井上さんは「10か月の子牛を24か月間育てた。小ぶりの牛を大きくするため、干し草や稲わらなど、飼料をバランス良く与えることに苦労した」と話した。
◇高取・長円禅寺 子規の子孫講演
釈迦の誕生日とされる8日、県内の寺社では、お祝いの法要「花まつり」が営まれた。
高取町出身の俳人・阿波野青畝(せいほ)の墓や句碑がある同町の長円禅寺では、法要の後、俳人・正岡子規の子孫、明さんが講演した。
明さんは、子規が奈良市の東大寺近くにあった旅館に泊まって柿を食べていた際、鐘の音を聞いたことが、代表句「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」につながったとの説を披露した。
さらに寝たきりになっても創作を続けた晩年を紹介し、「子規は『病気を楽しむ境地にならなければ病人ではない』と言うほどのプラス思考だった。この明るさを浸透させて、元気に人生を送ってほしい」と呼びかけた。
明さんの妻で、ソプラノ歌手の祐子さんによるコンサートもあり、本堂に響く高らかな歌声に、約110人の参拝者が聞き入った。
柳塘(りゅうとう)正勝住職は「お釈迦さまの誕生日を華やかに祝えてよかった」と話した。
奈良市の東大寺や興福寺などでも、釈迦の誕生仏に甘茶をかけたり、法要を行ったりして、その遺徳をたたえた。
◇理解 推進に必要
◇批判 周知足りず
今津町に市庁舎を新築するか、新旭町の暫定庁舎の増改築で済ませるかを問う高島市の住民投票(12日投開票)の説明会が8、9両日に市内6か所で行われた。「整備を進めるには必要」と理解を示す意見がある一方、県議選との同時実施で活動が制限されることや周知期間の短さを批判する声も聞かれた。(宮明敬)
住民投票は3月27日に市議会が条例案を可決し、県議選と同じ3日に告示。各家庭には、それぞれの案を支持する市議らの個人名でビラが配られているが、住民投票の実施そのものに反対を訴えるビラもあった。
今津町から新旭町への庁舎位置変更の条例改正案が市議会で2度否決されたことを受けて実施が決まり、1週間後に告示された経緯だけでなく、二者択一を迫るのがおかしい、との主張だ。
8日夜に行われた住民説明会でも、実施そのものに対する疑問が出た。今津案支持派の牙城である今津町では、市の説明者に対し、財政的な理由から新旭案を進めてきた福井正明市長の出席を求める声が噴出。
「住民投票の仕方を説明する前に、こうなった経緯を説明すべきだ」「提案から投票まで3か月くらいおくのが常識」といった反発が相次いだ。
県議選との同時実施で経費が節減されるメリットもあるが、マキノ町でも「拙速」などの声があったという。
ただ、同時実施で住民団体などの運動が限られることに対しての反発は根強い。
今津案支持派の中心となる「合併協定書を守る市民の会」の山口武会長は「新旭案支持も少なくないだろうが、反論など何の運動もできないのが悔しい」と語り、同会の市川清事務局長も「高島市は一つになる機会を失った」と声を震わせた。
福井市長には、住民投票で明確な民意が示されても、新市の一体感醸成のため、慎重なかじ取りが求められることになりそうだ。
◇岩美舞台アニメ ファン100人撮影楽しむ
若い女性を中心に人気を集めるアニメ「Free!」の舞台のモデルになったとされる岩美町で4日、作中のワンシーンを再現するイベントがあった。県立岩美高校(浦富)の桜の花びらを浮かべた屋外プールで、県内外から訪れた約100人のファンが思い思いに記念撮影、アニメの世界に浸った。
「Free!」は、2013年7月に放送が始まった、水泳部の男子高校生の挑戦と友情を描いた人気アニメ。作中の駅や海水浴場など、同町の風景を参考にしたとされる場面が登場することから、ファンが訪れるようになった。
桜の花びらが浮かんだプールは、昨年放送分の最終回で登場する。アニメ同様、プールから桜並木が見える同校に協力を依頼、ファンの要望に応え、岩美町観光協会のメンバーらが町内で花びらをかき集めプールに浮かべた。
コスプレしたファンらでにぎわい、中には桜の花びらを持参する人も。プールを背景にポーズをとったり、登場人物のフィギュアをプールサイドに並べたりして写真撮影を楽しんでいた。
大阪府高槻市の主婦河内祐梨さん(30)は「名シーンが再現され感激。町を挙げての協力でイベントを開催してもらいありがたい」と喜んでいた。
同協会の田中泰子さん(30)は「想像以上にファンに喜んでもらえた。『Free!』以外でも、町を訪れてもらえるきっかけづくりをしていきたい」と話していた。