政治そのほか速
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◇高取・長円禅寺 子規の子孫講演
釈迦の誕生日とされる8日、県内の寺社では、お祝いの法要「花まつり」が営まれた。
高取町出身の俳人・阿波野青畝(せいほ)の墓や句碑がある同町の長円禅寺では、法要の後、俳人・正岡子規の子孫、明さんが講演した。
明さんは、子規が奈良市の東大寺近くにあった旅館に泊まって柿を食べていた際、鐘の音を聞いたことが、代表句「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」につながったとの説を披露した。
さらに寝たきりになっても創作を続けた晩年を紹介し、「子規は『病気を楽しむ境地にならなければ病人ではない』と言うほどのプラス思考だった。この明るさを浸透させて、元気に人生を送ってほしい」と呼びかけた。
明さんの妻で、ソプラノ歌手の祐子さんによるコンサートもあり、本堂に響く高らかな歌声に、約110人の参拝者が聞き入った。
柳塘(りゅうとう)正勝住職は「お釈迦さまの誕生日を華やかに祝えてよかった」と話した。
奈良市の東大寺や興福寺などでも、釈迦の誕生仏に甘茶をかけたり、法要を行ったりして、その遺徳をたたえた。