政治そのほか速
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以前、「Q〜わたしの思考探求」という哲学をとりあげた番組で、「恋愛とは何か」というユニークな回がありました。ゲストに光浦靖子さんが出ていたのですが、彼女のカウンセリングの中で、「自分を『好き』という人が嫌い」という発言があり、カウンセラーに重要なキーワードだと指摘されていました。
通常、相手と同じように好意を持つことができなくても、自分を「好き」と言ってくれる人に対しては、「嬉しい」とか「有難い」などと感じるのが一般的な心理。しかし、こういった「嫌悪」の感情を覚える人も、少なからずいるそうです。「追いかけられるより、追いかけたい」という恋愛ハンター気質の人もいますが、とはいえ、好かれて「嫌い」にまではならないはず。何故、そのような感情が沸き起こるのか。掘り下げてみました。
■理由1:「こんな自分を好きなんて、趣味が悪い」
光浦さんは、昔付き合ったことのある唯一の男性から、「お前と昼間歩いているのを、他人に見られるのが嫌だ」と言われた経験があると告白。もともと自分は綺麗ではないと感じていた彼女は、その言葉にさらに追い討ちをかけられ、自分の外見についての自信を完全に喪失した、と語っています。そのため、時折、自分を好きだと言い寄ってくれる人がいても、「私だって嫌いな、こんな『私』を、何故あなたは好きなのか? 趣味が悪くて最低!」と嫌悪感が湧き、一蹴してしまう。逆に、自分に振り向いてくれない男性だと安心し、「私を選ばないなんて、あなたは正しい感性を持っている」と感じると語ります。自身のコンプレックスを刺激されるがゆえに、相手に嫌悪感を抱いてしまうのです。
■理由2:「本当の私を知りもしないくせに」と感じる
逆に、美しい容姿や才能などを持ち、いわゆる“モテる”人の中にも、相手の好意に嫌悪感を抱くケースがあります。異性にモテる要素に恵まれていても、「言い寄ってくる人は、皆、自分の○○(外見、お金、地位、才能、家柄など)だけを見ているのだろう」という不信感を、過去の様々な経験から、抱いてしまっているのです。
例えば、セクシーな身体つきをした女性であれば、「相手が関心を持っているのは、身体だけなのだろう」と、心のどこかで投げやりな感情があり、異性に好きだと言われても、「本当の自分を知りもしないくせに、簡単に好きだと言うなんて」と、嫌悪感を覚えてしまう。こういった心理の奥底には、「相手に○○で価値を買われても、本当の自分を知ったらガッカリされるのではないか」という、不安で臆病な心理があると言います。…