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失恋して焦り気味。「ご縁がある人」とは必ず出会えるの?

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失恋して焦り気味。「ご縁がある人」とは必ず出会えるの?

失恋して焦り気味。「ご縁がある人」とは必ず出会えるの? 発言小町に「ご縁ってあるのでしょうか?」という投稿が寄せられました。
 トピ主さんは26歳。3年半交際していた彼に、他に好きな女性ができ、最近失恋したそうです。彼と別れてから、なかなか好きになれるような相手に巡り会えていないとのこと。周囲では結婚する友達も増えてきたのに、自分の結婚はまだまだな気がして、焦りや危機感も感じ始めています。「ご縁がある人とは必ずこの先どこかで出会い、恋人になれるのでしょうか?」と意見を求めています。
 
 

まずは「現実」を受け止め、道を選び直そう


 3年半付き合った彼に、他に好きな女性ができた。「自分では不十分だった」と感じ、今、トピ主さんはつらい心境なのだろうとお察しします。投稿には、「私はずっとこんなにおもってきたのに、これまでの時間がバカみたいに思えた」とか、「(この先誰かと)付き合えたとしても、その関係が続いて結婚できるとも限らない」などとつづられています。
 
 確かにそのとおり。一度恋愛関係になったからといって、その相手と絶対に一生一緒にいられる……なんて保証は、どこにもありません。結婚したって、それは同じです。一度結ばれても、心が離れてしまう可能性はゼロではない。でもだからこそ、できるかぎり相手を大切にしようと努める。どうにもならない運命や状況に翻弄(ほんろう)されることもあるなかで、私たちにできるのはそれだけなのかなと思っています。
 
 「これまでの時間がばかみたい」と思ってしまう気持ちもよく分かります。でも、その彼とは現段階では、「ここから先を一緒に生きていかない」という結論が出てしまった。つらい現実ですが、そうなった以上、まずは「受け入れること」が唯一の善処ではないでしょうか。この段階から少しでも良い未来に向かっていけるかどうかは、この先の「心持ち」が大きく影響すると思います。
 
 例えば、受験や就職で、絶対に行きたかったところに行けなかった友達がいたとしたら――。友達が長く落ち込み続け、やる気も失い、現実に背中を向けて生きていたら、トピ主さんも「ここから先の未来を考えていこうよ」とアドバイスするのではないでしょうか。しばらくは落ち込んでも、どこかで心を奮い立たせ、「そういう結果が出てしまったのだから仕方ない」「私は精一杯やった」と受け止めてみる。そうして、今の状況から望ましい未来に近づけるような道を探っていけば、きっと何かしらの変化は起きてきます。すぐに気持ちを切り替え、前向きになるのは難しいでしょうが、時間と共に、少しずつ元気な自分を取り戻していってくださいね。…

「縁を引き寄せる力」は自分のなかにある


 トピ主さんは、ここから先、結婚までの“ハードル”を考えると、意味が分からなくなって落ち込んでしまう……とつづっています。
 
 そのハードルとは、
 <1>自分が好きになれる人に出会えるかどうか
 <2>その相手が独身で彼女がいないかどうか
 <3>その人が私を好きになってくれるかどうか
 <4>付き合えたとしても、その人と結婚できるかどうか――の4つです。
 
 こうして改めて挙げてみると、確かに「好きな相手と恋愛して結婚する」ということが、ものすごく“大事業”に思えてきますよね。でも、トピ主さんは元彼と3のハードルまでは越えられたということになります。経験があれば次もうまくいくというものではありませんが、「決して越えられないハードルではない」と思えませんか。1は越えられても2でダメなこともあるでしょうし、1、2を越えられても3がかなわないこともあるでしょう。しかし、そうかと思えば、トントン拍子に1から4のハードルをクリアしてしまう可能性だって、ないわけではありません。
 
 「ご縁がある人とは“必ず”この先どこかで出会い、恋人になれるのでしょうか?」という問いの答えは、誰にも分かりません。「大丈夫、きっと出会えるよ」という言葉で力づけられるならば、いくらでもお伝えします。でも忘れないでいて欲しいのは、トピ主さんの人生の手綱を握れるのはトピ主さんだけだということ。人との縁は決して意のままにならないものですが、「縁を引き寄せる力」は自分のなかにもあると考えてみてはどうでしょうか。
 
 「もう26歳だし、いい男性には出会えそうもない」「好きになっても、すてきな男性にはもう彼女がいるに決まっている」「付き合えても、どうせ結婚まで至らない」などと自棄になっていたら、トピ主さんの近くに来ていた“縁”も遠ざかっていってしまうかも。自分の人生に否定的な感情を持っていると、関わる人たちを良い気持ちにさせないので、人を遠ざけてしまいがちです。
 
 「うまくいかないこともある」と諦めの気持ちを持っておくことは悪い事ではありませんが、自分のことは、できるだけ好きでいてあげましょう。「理想の全部はかなわないけれど、私の人生、大事にしてあげよう」と。そうした心持ちでいれば、出会う人たちにも心を開いて接することができ、自然と“縁”もつながっていきやすいと思います。
 
 

“縁”は強く引っ張りすぎても切れてしまう!?


 また、トピ主さんは好きな人ができると、「周りが見えなくなるタイプ」で、毎日その人のことばかりを考えてしまう……と自己分析しています。…「私はずっとこんなにも想ってきたのに(失恋した)」という一文もありますが、男女関係は、夢中になりすぎたゆえにうまくいかなくなってしまうケースもあるものです。縁を“ひも”のようなものだとするならば、気持ちに任せて強く引っ張りすぎると、ぷつんと切れてしまうこともあるのかもしれません。
 
 そうならないために、恋の“縁”は、できるだけ優しく握っておきましょう。あまり考えすぎないようにして、情熱やエネルギーが余ってしまうならば、その他の自分の人生に費やしてみては。でももし、そうして精一杯努めてみてもうまくいかなかった時には、「縁がなかったのかもしれない」と納得して前に進むのも、快く生きる術のひとつだと思います。
 
 結婚して子どもが持つのが夢だというトピ主さん。その夢をかなえたい思いが強いならば、婚活に励む道もあるでしょう。しかし、そうした道を選ぶにしても、思いどおりにはならない場面に出会うことはきっとあります。
 
 自信を失うときは、家族や友達などにも頼って、愛情と励ましをもらいましょう。そしてどんなにつらいことがあっても、自分が自分の一番の応援団でいてあげてくださいね。そのことが、いい縁を引き寄せる最大の秘訣ではないかなと私は思います。微力ながら応援しています。
 (外山ゆひら)
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