政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【ソウル共同】岸田文雄外相は21日、ソウルで韓国の尹炳世外相と会談し、両国関係改善に向け、さまざまなレベルで意思疎通の緊密化を図ることで一致した。今年が日韓国交正常化50年を迎えるに当たり、各分野で協力を進める方針を確認した。岸田氏は尹氏の訪日を要請した。両氏は北朝鮮の拉致、核、ミサイル問題で日韓両国や日米韓の3カ国での連携についても申し合わせた。
ただ会談では、尹氏が従軍慰安婦問題をめぐり日本側の対応を重ねて求めたとみられ、平行線をたどった可能性がある。
冒頭で尹氏はチュニジアの博物館襲撃テロによる邦人3人死亡について「哀悼の意を表します」と述べた。
【共同通信】
太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)で、日米合同の慰霊式典が21日午前、開かれた。塩崎恭久厚生労働相や中谷元・防衛相ら両国の政府高官、退役軍人、遺族ら、約550人が参列し、日米計約2万9千人に上る戦没者を追悼。遺族らでつくる硫黄島協会によると、閣僚の出席は初めて。
今年は戦後70年の節目となるため、参列者数を昨年の式典より大幅に増やし、規模を拡大した。
硫黄島協会の寺本鉄朗会長はあいさつで「日米が恩讐を超え、追悼式が盛大に開催されたことに衷心より感謝する」と述べた。
【共同通信】
ジョコ・ウィドド インドネシア大統領(AFP=時事)
【ジャカルタ時事】インドネシアのジョコ・ウィドド大統領が22日、昨年10月の就任後初めて日本を訪問する。インドネシアは長年の親日国だが、経済発展を最優先するジョコ政権は、対外関係でも「実利志向」を鮮明にしており、日本に対しインフラ整備などで具体的な経済協力を求める方針。また、日本の後に中国を訪問することで、貿易面で重みを増す中国とのバランスを図る。
インドネシアは、ユドヨノ前政権時に6%前後の高い経済成長を実現したが、輸出の低迷などから近年は伸びが鈍化。経済格差も拡大しており、ジョコ政権は所得が低い地方のインフラ整備を重点的に行うことで成長を加速する戦略を取っている。
このため、ジョコ大統領は訪日前、「日本は長年の友人」と重視する姿勢を見せる一方で、「安倍(晋三)首相には発電所や港建設で具体的な協力を求める」と発言。首脳会談では日本側にインフラ整備での協力を訴えるほか、国内で「不平等」との批判が強い経済連携協定の見直しも求める考えだ。トヨタなどの企業幹部とも会い、投資拡大も直接呼び掛ける。
また、「海洋国家構想」を掲げるジョコ政権は、沿岸警備能力の向上にも力を入れており、日本に対しこうした面での支援も求める方針。
一方、離日後に訪れる中国でも、経済協力の拡大が主要なテーマとなる見通し。中国はインドネシアにとり最大の貿易相手国で、中国からの投資拡大にも期待を寄せる。中国側も南シナ海での進出加速を背景に、東南アジアの大国であるインドネシアの「取り込み」を図りたい構えで、ジョコ政権の海洋国家構想に400億ドル(約4兆8000億円)の資金提供を申し出るなど、投資に積極的な姿勢を示している。
ミシェル・オバマ米大統領夫人(左)を出迎える安倍晋三首相夫人の昭恵さん=19日午前、東京都港区の飯倉公館
来日中のミシェル・オバマ米大統領夫人は19日午前、安倍晋三首相の昭恵夫人と共に、教育に関する日米共同行事に出席した。両夫人は都内の女子大生を前に、途上国での女子教育の重要性について演説。この分野での熱意を共有する日米の両夫人がタッグを組み、協力を呼び掛けた。
両夫人は行事で、女子教育推進に向けた日米間協力に関する文書を発表。日米が連携して学習環境改善に取り組むことや、国際協力機構(JICA)と、途上国にボランティアを派遣している米政府組織「平和部隊」の協力強化を盛り込んだ。
安倍首相は18日、東京都内の早稲田大で開かれた米国のケネディ元大統領に関するシンポジウムで講演した。
首相は、米ソ対立が核戦争の直前まで先鋭化したキューバ危機(1962年)でのケネディ氏の対応に触れ、「日本の私たちは若くてフレッシュな大統領にリーダーシップの何たるかを見た。それが今でも目に焼き付いている」と称賛した。
首相は、ケネディ氏が掲げたアポロ月探査計画が世界中に夢を与えたなどと強調し、「日本を、中国や韓国、アジアのたくさんの人たちと一緒になって、夢を見ることができる国にしたい」と述べ、アジア各国から日本への留学生増加に意欲を示した。
米国のクリントン元大統領も講演し、「ケネディ氏は重要なレガシー(遺産)を私たちに残した」などと語った。