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全日本競歩能美大会男子20キロで、1時間16分36秒の世界記録を樹立した鈴木雄介
◆陸上 全日本競歩能美大会(15日・石川県能美市日本陸連公認コース)
陸上の世界選手権(北京・8月)代表選考会を兼ねて行われ、男子20キロでロンドン五輪代表の鈴木雄介(27)=富士通=が1時間16分36秒の世界記録を樹立して優勝した。
8日のフランス選手権でヨアン・ディニ(フランス)がマークした1時間17分2秒を26秒更新。自己記録の1時間18分13秒も大幅に縮め、4大会連続の世界選手権代表に決まった。五輪、世界選手権の陸上の実施種目で、日本選手が世界記録を樹立するのは、2001年の女子マラソンの高橋尚子以来14年ぶりで、男子では1965年のマラソンの重松森雄以来50年ぶり。
鈴木は石川県能美市出身。11年の世界選手権20キロ競歩は8位に入賞した。昨秋の仁川アジア大会では銀メダルを獲得した。
鈴木はスタートから先頭に立ち、後続との差を徐々に広げた。
◆鈴木 雄介(すずき・ゆうすけ)06年の世界ジュニア選手権1万メートル競歩で銅メダルを獲得。世界選手権は20キロ競歩で09年大会から3大会連続で出場し、11年大会で8位に入った。12年ロンドン五輪代表。昨秋のアジア大会は2位。順大出、富士通。170センチ、57キロ。27歳。石川県出身。
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