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[ニューヨーク 9日 ロイター] – 9日のニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで約11年半ぶりの高値から下落した。先週6日に発表された強い米雇用統計でドルは主要通貨に対して上昇したが、この日は利益確定売りに押され反落して取引を終えた。
ユーロ/ドルEUR=EBSはアジアの取引時間帯に1.0822ドルをつけ2003年9月以来の安値を更新したが、その後持ち直し終盤は0.07%高の1.0854ドルで取引されている。次に下落した場合、1.0762ドルが重要なサポート水準として指摘されている。
テンパス(ワシントン)の市場責任者のジョン・ドイル氏は「ドルは先週の好調な雇用統計発表後、上昇一服局面にあるようだ。1.0760ドル以下の水準に進むには何か新しいニュースが必要だが、それが何かだとすぐわかるには今週予定されている経済指標では材料不足だ」との見方を示した。
この日欧州中銀(ECB)が国債購入を開始するなか、ユーロへの売り圧力は継続するとの見通しは変わっていない。またユーログループ財務相会合のデイセルブルム議長(オランダ財務相)が、ギリシャの構造改革がカギだと述べるなど、ギリシャ問題にあらためて焦点が当たった。
ドルが弱含む中、円はさらに弱く、ドル/円JPY=は終盤0.31%高の121.22円での取引となっている。
その他通貨ではカナダドルが上昇。2月のカナダ住宅着工件数が2009年2月以来の低水準となったものの、ドル/カナダドルは終盤0.21%安の1.2593カナダドルとなっている。
BMOキャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)で外為戦略部門の世界責任者を務めるグレッグ・アンダーソン氏は「今朝のカナダの指標はひどかったが、カナダドルへの影響は軽微だったようだ。米ドルは先週の大きな上昇後、少し調整している状況だ」とし、「市場は先週末強い米雇用統計の強さをあらためて認識したが、それで米連邦準備理事会(FRB)が6月に利上げを開始し、3月にも声明で『忍耐強く』の文言を外すことにはならない」との見通しを示した。
ドル/円 終値 121.14/16続く…
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