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[東京 12日 ロイター] – 前場の東京株式市場で日経平均は大幅続伸。前日比で200円を超す上げとなった。11日の米国株が下落したにもかかわらず、公的マネーの日本株買いなどを背景とした需給面での期待感が支えとなり、1万8900円台を回復。TOPIXは昨年来高値を更新した。外為市場では円安基調が継続し主力輸出株は総じて買い優勢となったほか、金融・内需株も堅調に推移した。
米国市場ではドル高が米企業業績に及ぼす影響への懸念が広がり、主要3指数は小幅に続落。一方、欧州市場ではドイツのクセトラDAX指数.GDAXIは取引時間中の過去最高値を更新した。東京市場では公的マネーに加え「欧州緩和マネーも勢いを増している状況であり、日本株への資金流入も見込まれる」(国内証券)と、需給安心感が広がっている。
日経平均は寄り付き後、買いが一巡してからは上げ幅を縮小した場面があったものの、前引けにかけてはじり高の展開。新高値を付けたファナック(6954.T: 株価, ニュース, レポート)が指数をけん引したほか、TOPIXコア30構成銘柄のうち25銘柄が上昇するなど主力株がしっかりとした値動きを見せた。業種別では保険、空運、銀行が上位に並び、内需株も堅調。医薬品も連日の上げとなった。
内藤証券の田部井美彦・投資調査部長は「公的年金が動けば外国人投資家も動いてくるとの見方が下支えとなっている。SQ(特別清算指数)の算出日を乗り切れば、先物で振られることもないという期待感もある」と指摘している。
個別銘柄ではイハラケミカル工業(4989.T: 株価, ニュース, レポート)が大幅高。11日、2015年10月期における中間期の連結業績予想を上方修正したと発表し、材料視された。
半面、ブラザー工業(6448.T: 株価, ニュース, レポート)が反落。11日、英産業用印刷のドミノ・プリンティング・サイエンシズ(DOPR.L: 株価, 企業情報, レポート)を完全子会社化することで合意したと発表したが、市場では「新興国や欧州での需要に不透明感があるなか、過去最大の資金を使うだけの効果が出るのか警戒されている」(国内証券)と、警戒感から売りが出た。
東証1部の騰落数は、値上がり1456銘柄に対し、値下がりが289銘柄、変わらずが120銘柄だった。
日経平均.N225続く…
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