政治そのほか速
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[東京 11日 ロイター] – 米株が急落したにもかかわらず、11日の市場で日本株は逆行高となった。背景には公的な資金で支えられている日本株の構造に注目する動きもある。ただ、緩和マネーが背景となっている金融相場だけに、海外投資家がリスクオフに動けばその影響を受けざるを得ない。
米利上げをめぐる海外株の乱高下に対する警戒感も根強く残っている。
<「官製相場」や増益期待>
米ダウ.DJIが急落すれば、それ以上に下落することが多かった日本株だが、11日の市場では逆行高となった。10日のダウが332ドル安と今年一番の下落幅を記録したにもかかわらず、日経平均.N25は58円高。一時は171円高まで上昇した。朝方はさすがに売りが先行したが、一巡後は切り返し、プラス圏で終了した。
「官製相場」といわれる日本株市場では、日銀のETF(上場投資信託)買いや公的年金のポートフォリオ見直しによる買いへの期待が強い。「実際に買いが入ったかどうかは不明だが、期待感をもとに買ってくる短期筋がいるようだ。さらに官製相場と考えれば、ショートも振りにくい」(みずほ証券エクイティ調査部シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)という。
さらに、日本の景気や企業業績への期待感もある。来期2016年3月期の一株利益が現在の水準から7%程度上昇すれば、PERが現在と同じであっても日経平均は2万円に到達する計算だ。円安と原油安を背景に来期は10─15%増益との見方も多くなっており、それをベースにすれば、日本株は依然として割安感がある。
<金利上昇局面での高成績>
米株下落の大きな要因はドル高だ。2月米雇用統計が予想を上振れたことで、早期の米利上げ観測が強まっている。金利上昇局面では、日本株は相対的パフォーマンスがいいことで知られる。 続く…
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