政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
[ワシントン 27日 ロイター] – 米商務省が発表した昨年第4・四半期の国内総生産(GDP)確報値は、年率換算で前期比2.2%増となり、改定値と変わらなかった。市場予想の2・4%増は下回った。
企業の在庫と設備投資が振るわなかったが、底堅い個人消費支出が経済活動の減速に歯止めをかけた。2014年通年の企業利益は大きな落ち込みとなった。
昨年第3・四半期のGDPは5.0%増だった。
第4・四半期の企業の税引き後利益は1.6%減で、4.7%増だった前期と比べ著しい低迷となった。14年の通年は8.3%減で、08年以来の大きな落ち込みとなった。ドル高が多国籍企業の収益が損なわれた。
企業在庫は800億ドルと、改定値の884億ドルから下方修正された。GDPを0.10ポイント引き下げた。改定値の在庫寄与度は0.12ポイントのプラスだった。
機器の設備投資は0.6%増で、改定値の0.9%増から下方修正された。ドル高と原油安で石油関連企業が油田探索や掘削のための投資を抑制したとみられる。
GDPの3分の2以上を占める個人消費支出は4.4%増加し、改定値の4.2%増から上方修正された。2006年第1・四半期以来の大きな増加率だった。
世界需要が鈍化しているものの、輸出は上方修正された。ただ、底堅い個人消費を反映して輸入も増えたことから貿易赤字が拡大。外需のGDPへの寄与度はマイナスの1.03ポイントとなった。
Thomson Reuters 2015 All rights reserved.