政治そのほか速
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*12:03JST 陽線形成となれば押し目買いの動きが強まる展開も
日経平均は下落。120.31円安の18850.69円(出来高概算9億1000万株)で前場の取引を終えた。6日の米国株安の流れを受けて売りが先行し、シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする格好から始まった。さらに、寄り付き前に発表された10-12月期の実質GDP改定値が予想を下回ったことを受け、寄り付き直後には一時18733.87円まで下げ幅を拡大させる局面をみせている。
ただ、調整は想定済みの中、押し目買い意欲は強く、下値での年金資金とみられる買いなどの思惑もあって、じりじりと下げ幅を縮めてきている。セクターでは、ゴム製品、サービス、鉱業、保険、水産農林、石油石炭などがしっかり。一方で、不動産、電力ガス、鉄鋼、倉庫運輸、情報通信、医薬品、非鉄金属などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている、規模別指数は小幅ながら小型株指数のみがプラスに。
売り先行は想定されていたが、10-12月期の実質GDP改定値が予想に反して下方修正されたことが寄り付き後の利益確定の売りを誘発した格好とみられる。先物市場での売り仕掛け的な流れもあったであろう。ただし、その後はじりじりと下げ幅を縮める展開を見せてきているほか、全般こう着の中、値動きの軽い材料株や中小型株などの一角が強い動きをみせており、物色意欲は強そうだ。
後場は日銀のETF買い入れが意識されているなか、日経平均は寄り付きの18872.96円を超えてくるようだと、前日比マイナスながらも陽線形成となる。押し目買いの動きが強まってくる展開が期待される。一方、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、中小型株への値幅取りが中心になりやすいか。(村瀬智一)
《FA》