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*18:04JST タマホーム Research Memo(8):面の展開からは層の拡大により売上高2,000億円超を狙う
■中期経営計画
(3)経営目標値
タマホーム<1419>の中期計画における経営目標値として、2018年5月期に連結売上高で201,189百万円(2015年5月期予想149,276百万円)、営業利益で7,073百万円(同2,269百万円)、営業利益率で3.5%(同1.5%)、ROEで15%(同0.3%)、D/Eレシオで1.2倍(同1.2倍)を目標として掲げた。3ヶ年計画の中では2016年5月期までが成長に向けた基盤構築づくりの期間となり、2017年5月期以降に収益成長が加速する格好となる。
セグメント別で見れば住宅事業及び不動産事業で増収を見込んでいる一方で、金融事業及びその他事業で減収を見込んでいる。金融事業に関しては、2015年から火災保険の契約期間の上限が従来の36年から10年に短縮化されることになり、保険手数料収入の減少が主因となっている。また、その他事業では子会社で展開している特殊建築事業の受注を見込んでいないため減収となっている。特殊建築に関しては競争力が弱く収益性も低いため、同社の注力事業からは外れる格好となる。その他事業の営業損失が拡大するのは、海外事業や新規事業などの先行投資負担を織り込んだ計画となっているためだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《FA》