北陸地方などで９日夜から続いた大雪のため、福井県敦賀市と越前市の間の国道８号では１０日未明、一時、トラックなど約３００台以上が立ち往生し、約２５キロが１０時間半にわたって通行止めとなった。

　　強い冬型の気圧配置のため、同県内では９日夜から大雪となり、１０日午前２時頃には敦賀市で３８センチ、越前市で２６センチの積雪を記録した。

　　国土交通省福井河川国道事務所によると、国道８号での立ち往生は、同２時過ぎに発生したとみられる。同事務所は、同２時３０分から午後１時まで、敦賀市赤崎から越前市塚原町までを通行止めとし、そのうち１６・７キロを改正災害対策基本法に基づき、車両を強制移動できる区間に指定。１０台以上を移動させた。

　　北陸自動車道木之本（滋賀県）インターチェンジ（ＩＣ）―敦賀ＩＣ間も、９日午後６時５０分から、上下線とも通行止めとなり、多くの車が国道８号などの一般道に流入。通行止め区間外でも、渋滞が発生した。