兵庫県・淡路島の洲本市の民家２軒で住人の男女５人が刺され死亡した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された近くに住む無職平野達彦容疑者（４０）が以前、近所でパトカーが出動するトラブルを起こしていたことが１０日、捜査関係者への取材で分かった。

　　平野容疑者のものと思われる会員制交流サイトなどには、被害者らを中傷する書き込みがあった。県警は被害者らに何らかの恨みを持っていたとみて、書き込みの裏付けやトラブルの経緯の捜査を進め、動機の解明を急ぐ。

　　捜査関係者によると、被害者５人はいずれも「平野」姓だったが、容疑者とは親族関係にはないという。