政治そのほか速
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◇25年までに05年比で、国連に
米政府は31日、2025年までに温室効果ガス排出量を05年比で26〜28%削減する目標を国連に提出した。20年以降の地球温暖化対策の新たな国際枠組み作りに向け、準備できる国は3月末までに提出するとの合意に基づいた。一方、将来の電源構成が決まらない日本は、同月末の提出を断念する方針を望月義夫環境相が同日の閣議後記者会見で表明した。
各国は、年末にパリで開かれる国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で、京都議定書に代わる20年以降の新たな国際枠組みの合意を目指している。削減目標はその中核をなす。
世界第2位の排出国である米国の目標は、50年までに少なくとも80%削減するという長期目標に沿った内容といい、「28%削減に向けて最大限努力する」などとしている。
米国は京都議定書から離脱し、温暖化対策に後ろ向きとの批判を受けたが、昨年11月にオバマ大統領が削減目標を表明し、積極姿勢をアピールした。COP21での交渉の主導権を握る狙いがあるとみられる。
欧州連合(EU)も既に「30年までに1990年比40%以上削減」との目標を国連に提出している。
一方、日本は、将来の原発や再生可能エネルギーなどの比率が決まらず、削減目標の策定ができない状況だ。望月環境相は「3月末までに提出できなかったことは残念」としつつ、「具体的な提出時期は明言できない」と述べた。【渡辺諒】