政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
伝統武術で知られる中国の少林寺がオーストラリアに寺院建立を計画している。少林寺が中国以外に進出するのは初めてのことで、
資金も用意しているという。
オーストラリア南東部にあるショールヘイブン市政府が2月23日にウェブサイト上に掲載した発表文によると、用地取得代金の残高を
支払うため、少林寺の方丈(師僧)である釈永信(シー・ヨンシン)氏がジョアナ・ガッシュ市長に400万豪ドル(約3億7400万円)を超す
小切手を手渡したという。この代金は、少林寺がオーストラリアに寺院を開くために必要な推定3億米ドル(約360億円)に上る資金の
一部だ。
釈氏は「中国僧の最高経営責任者(CEO)」と呼ばれることもある。今回の計画は、中国古来の寺院の伝統を事業化し、拡大しようとする
釈氏の活動の一環だ。中国国営の新華社通信によると、少林寺ブランドを管理する「河南少林無形資産管理有限公司」は世界に40カ所
以上の文化施設を展開しているという。
釈氏は3日に北京で開幕した国政助言機関「中国人民政治協商会議」のメンバーにもなっている。
新華社は3日、豪ニューサウスウェールズ州で少林寺文化センターの建設を開始し、完工は来年になる見通しだと、釈氏が話したと
伝えた。準備が進められている事業の青写真によると、この施設には仏教寺院やカンフー教室、医療センター、ゴルフコース、リゾート
ホテルなどが設置されるという。
釈氏は新華社に詳細を語らなかったが、寺院とその他の施設とは切り離されると述べた。また、「少林寺がゴルフコースやリゾートホテル
を建設する資金をどこから入手しているのかについて、多くのメディアが関心を寄せている。実際、こうした投資は少林寺とは一切関係が
ない」と語った。
河南省工商行政管理局によると、河南少林無形資産管理有限公司は2008年に設立され、登録資本金は100万元(約1900万円)。釈氏は
2人の株主のうちの一人だ。
ソース(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版) http://jp.wsj.com/articles/SB11167655035836774773204580497311075572470
写真=英ロンドンの中華街で他の僧侶らとポーズを取る釈永信法師(中列中央、2015年2月23日) Getty Images
http://si.wsj.net/public/resources/images/BN-HF056_shaoli_G_20150303050952.jpg