女優の杏と俳優の長谷川博己が14日、横浜赤レンガ倉庫で行われたフジテレビ系列のドラマ『デート ~恋とはどんなものかしら~』(毎週月曜21:00~)のバレンタイン特別企画レーザーマッピングショーに登場した。
この日、ドラマのロケ地となっている横浜に感謝の思いを伝えるべくTHANKSイベントを実施。赤レンガ倉庫の壁面に、杏と長谷川がそれぞれ考えた「3.14もおわすれなく (YY)」(杏)と「ラブ&ピース」(長谷川)のメッセージをレーザーマッピングで投影した。
杏は、メッセージにこめた意味について、「YYは役名の藪下依子のイニシャルにしました。あと3.14はホワイトデーということで女性的なメッセージかつ、藪下的に円周率の意味もあります(笑)」と明かすと、集まった観客から感嘆の声がもれた。対する長谷川は「そんな深い意味ないですよ」と照れながら、「急に昨夜言われて考えました。このご時勢一番大事なことです」とコメント。さらに「でも、2月16日放送の第5話で『ラブ&ピース』の意味もわかります」と明かし、ドラマをアピールした。
また、イベントでは二人のバレンタインデーエピソードも披露。長谷川は、「僕は男子校だったのでもらうことがなかったのですが、中学校くらいのころにバレンタインデーに声をかけられて、“そんなわけない”と思って走って逃げたことがあります(笑)」と話し、杏は「中学生のころ、女子のお弁当グループで似顔絵クッキーをチョコとプレーンの生地で作ってあげました。今思えば自分の顔を食べるのでシュールですね。作っている自分が一番楽しかったのかも(笑)」と、それぞれが思い出を明かしていた。
最後に杏は、「第5話では急展開を迎えます。愛するべきキャラクターが動いていく後半戦が始まりますので、どうぞこれからもお付き合いください」とメッセージをおくった。現在、ドラえもんの声優を務めている水田わさびが14日(土)、大原めぐみ(現・野比のび太役)と東京・神保町シアターで行われた『ドラえもん映画祭2015』のトークショーイベントに出席し、声優陣が交代した当時を振り返り、「オーディションで決まっても、すぐにクビになるかもと思ってドラえもんをやっていた」と、涙ながらに告白した。
今年、35周年という節目を迎える映画ドラえもんシリーズ。これまでの功績を記念し、『ドラえもん映画祭2015』が、1月31日より東京の神保町シアターにて開催中で、昨年までの映画ドラえもん全作品が35日間にわたって上映されている。この日は、映画の35周年を記念し、『ドラえもん映画祭2015スペシャルトークショー』が開催され、現在『ドラえもん』の声優を務めている水田と大原が出席。さらに、劇場版25作目まで声優を務めていた小原乃梨子(前・野比のび太役)と野村道子(前・源しずか役)がサプライズゲストとして登場し、『ドラえもん』新旧の声優陣による夢の共演が実現。このサプライズに感激し、涙するファンも多く見られた。
前任の大山のぶ代からドラえもん役を継いで10年。水田は、「10年は、正直あっと言う間でした。しかし、常に新しいことをさせていただいていますので、今も新鮮な感じはありますが、年数が経つに連れてプレッシャーはじわじわ感じています。やはり、(体力や体調など)維持をしていかないといけませんので、年末には健康診断にも行きましたし、体調管理にも気を遣っている」と語った。また、これまでの作品の中で、声優が交代して初めての映画作品となった『のび太の恐竜2006』が一番思いで深い作品と話す水田。その理由について、「オーディションで決まっても、クビになるかもって思いながらドラえもんをやっていたので、この映画が決まり、ドラえもんを続けさせてもらえるんだ」と実感できたと語っている。“クビになるかも”という不安については、「5人で、1クール続けよう、2クール続けようって、1つずつハードルを越えて行ってました。やはり、ネット社会ですので、ふれたくないものも見てしまいます。また、電車に乗っていても私のこと(新しいドラえもんの声について)言っている。声優というお仕事は、顔がわれていないので、町中からそういった生の声が聞こえてしまうような気がして……」と涙を浮かべながら当時を振り返っていた。…