政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
以前、米国人の夫に「綿棒を取って」と頼もうとして、Hand me a cotton stick, please.と言ったところ、全く通じませんでした。耳垢(あか)の掃除などに使う「綿棒」は正しくはcotton swabでした。
swabは「汚れや水分などを拭き取るための道具」のことですから「モップ」の意味でも使われます。また、銃口や管楽器内部などを掃除する用具もswabです。
アメリカでは、商品名Q‐tipが「綿棒」を表す普通名詞のように使われることも多いようです。
「犬も歩けば棒に当たる」ということわざは、「何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多い」(大辞泉)という意味と、「出歩けば思わぬ幸運に出会うこと」(同)という意味があります。前者の意味に当たる英語のことわざは、Curiosity killed the cat.です。「好奇心は(九生を持つといわれる)猫でも殺したことがある」、つまり「好奇心もほどほどに」にという警句です。
後者の意味では、The dog that trots about finds a bone.(歩き回る犬は骨を見つける)ということわざがあります。
驚いてその場に立ちすくむ様子が「棒立ちになる」です。「吉田さんは彼女を見かけると棒立ちになった」は、Mr. Yoshida was rooted to the spot when he found her.と訳せます。rootは「根付かせる」や「釘(くぎ)付けにする」の意味があります。
まもなく受験シーズン本番です。「チャンスを棒に振る」(waste the chance)ことがないよう、受験生は体調管理が大事ですね。(田川理恵記者)
※今回は、東京都立川市の山田廣幸さんの質問にお答えしました。