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3月8日から12日は、アメリカベンチャー界の最も華やかなイベント、SXSW Interactiveがテキサス州のオースティンで開催されました。
SXSWで「サウス・バイ・サウスウェスト」と読み、業界人は「サウスバイ」と呼びます。
SXSWは、映画と音楽とテクノロジーという3つのテーマのイベントが次々に開催され、トータルで10日間に及ぶ長いお祭りです。1987年に音楽祭として始まり、1994年にマルチメディア部門が追加され、それがさらに映画と、インタラクティブと呼ばれるテクノロジー系とに分化して今日に至ります。
そして、そのインタラクティブの中にホットなインターネット・モバイル系ベンチャーが多数登場するようになり注目を集めるようになったのがここ5年ほど。2007年にはツィッターがSXSWをきっかけにブレーク、2009年には日本でも人気の位置情報サービス、foursquareがSXSWでローンチ(サービス開始)して一気にユーザを増やしたこともあり、SXSWでローンチするのがベンチャーの間の流行にもなりました。SXSWは、昼間のイベントより、夜あちこちのバーで行われるパーティーでのネットワーキングが盛り上がりの中核という、若さ弾ける集まりでもあり、ベンチャー的華やかなムードで一杯です。
今年はライドシェア系のベンチャーがSXSWでプロモーションを行って話題になっていました。ライドシェアは、簡単に言えばタクシー業界の中抜き。個人が自分の車でお客さんを乗せて運転する、というのが基本の形です。
アメリカは、もともと通勤に車が欠かせないお国柄で、しかも通勤のための交通費は会社から支給されないのがスタンダードということもあって、複数の人が相乗りして会社に通うという通勤形態が昔からありました。そしてこれが「カープール」「ライドシェア」等と呼ばれていました。そんな背景の中「知り合い同士で乗り合いをするのだったら、インターネットで出会っただけの知らない人同士で乗り合いしてもいいんじゃないの?」ということで登場したのがライドシェア系ベンチャーで、ここ数年、雨後の筍(たけのこ)のようにあちこちで誕生しています。
今回のSXSWでは、そんなライドシェア・ベンチャーの一社、SideCarがオースティンでサービス・ローンチ。さらにそのプロモーションのため、SXSWのパーティーからパーティーへの移動を無料で提供しました。SideCarは2月にオースティンのHeyrideというライドシェア・ベンチャーを買収した上でのサービス開始です。加えて、ライドシェアではメジャーどころのUber(ウーバー)も負けてはならじと同様の無料サービスをSXSW期間中提供しました。いずれも、自家用車を利用した一般運転手によるサービスです。
アメリカにももちろんタクシーの営業許認可制度はあるので、こうしたライドシェア・ベンチャーは法的グレーゾーンでの戦いを繰り広げてはいますが、カリフォルニア州政府は規制の柔軟化の動きも見せており、また、実際にライドシェア・ベンチャーのサービスを使った人たちの評判は上々で今後が期待されています。
余談ですが、SXSW、タイプする時に、左手の小指でシフトキーを押したまま、薬指でS X S Wと4つの文字をタイプするので、続けて書くと左手がつりそうです・・・。