政治そのほか速
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学生が企業で就業体験を行う「インターンシップ」。
企業が独自に行うものや、大学が企業に依頼して実施されるものなどがあります。夏休みの8~9月に行われることが多く、今の時期から募集が始まります。キャリアセンターでは、これらの情報を学生に説明する場を設けたり、どんな就業体験をしたいか、相談に乗ったりしています。
インターンシップに参加した学生は「仕事への理解が深まった」「働く意味を感じることができた」と感想を語ってくれます。「友達ができた」と話す学生もいます。同じ業界や仕事に興味を持つ他大学の学生から刺激を受けたというのです。
また、「就活の準備になった」という意見もあります。その会社を志望するということでなく、自己分析や業界研究のきっかけになるようです。
一方、「アルバイトと変わらなかった」「面倒そうに扱われた」など、良い経験になったとは言えない声を聞くことも。
学生をインターンシップに送り出す立場では、企業側がどんな姿勢で彼らと接してくれるのかが、いつも気になります。
「企業の方が熱心にかかわってくれたことに感動した」とは、昨夏インターンシップを経験したある学生の声。「この出会いが自分を大きく変えた」と報告会で語ってくれました。
若者に、高い就業意識を身につけさせることがインターンシップの目的です。「本気のかかわり」が若者を動かすことを受け入れる側も意識してほしいと思っています。(山口大教授)
(2014年6月3日の読売新聞朝刊に掲載)