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紙一重で残留も、戦力流出は止められず
フットボールチャンネルでは、Jリーグ開幕に向けて、Jクラブの補強動向を診断していく。今季の目標に向けて、効果的な補強を行うことができたクラブはどこなのか。今回は昨季14位でシーズンを終えたベガルタ仙台を占う。
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昨季の仙台と言えば、グラハム・アーノルド前監督抜きに語ることはできない。手倉森誠氏のU-21日本代表監督就任にともない、シーズン開幕からチームを託されたオーストラリア人指揮官は、クラブに失望と落胆しか残さず解任となった。
アーノルド監督が指揮したリーグ戦6試合で1勝もできず、2分4敗。3節以降12節まで17位と低迷し、J2降格の危機に瀕する原因となった。
その後、手倉森監督時代からコーチとしてチームを支えてきた渡辺晋監督の下で復活を遂げ、なんとか14位でフィニッシュ。アーノルド監督が弄ったシステムを従来の4-4-2に戻し、最悪の結末を免れた。
しかし、残留を決めても選手の流出を避けることができなかった。今季は大幅にメンバーを入れ替え、気持ちあらたに再出発を図る。
主力を一気に放出。世代交代で仙台「らしさ」を取り戻せるか
J1残留を決めたが、守備の要だった角田誠が川崎Fへ、エースストライカー赤嶺真吾が王者G大阪へ、右サイドで欠かせない存在だった太田吉彰が古巣・磐田へ、成長株・武藤雄樹が浦和へと去った。
いずれも手倉森監督時代から長くクラブを支えた主力たちで、チームにとっての損失は大きい。
しかし、近年固定されたメンバーで戦い、マンネリ化も叫ばれていた仙台において、世代交代が一気に進んだというプラス面もある。代わりに加入した選手たちはJ1クラブで主力を務められる実力を持っており、戦力が大きく落ちたわけではない。
磐田から加わった金園英学はここ数年負傷に苦しんでいるが、二桁得点を記録した経験があり、長崎から1年半ぶりに復帰した奥埜博亮はPSMで成長した姿を見せ、レギュラー争いで優位に立っている。
今季も主力の中心は引き続き手倉森監督時代のメンバーが務める見込みだが、チーム全体が若返り、かつての活動量豊富なサッカーを取り戻せば、昨季よりも余裕をもってJ1残留を決められるはずだ。
ハモン・ロペスに覚醒の予感。得点力アップは急務
昨季低迷の原因のひとつとして、FWのパンチ力不足があった。エースとしての役割を期待されていたウイルソンがコンディション調整に苦しみ、武藤はわずか4得点。…