政治そのほか速
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8位『サナア』は中東の最貧国イエメンの首都。400年前と変わらぬ街並みで、欧米では人気の旅行先だったが、’11年の「アラブの春」の影響で政権崩壊後は治安が急激に悪化。強盗などが多発しているほか、外国人を狙った身代金目的の誘拐が激増。アルカイダ系テロ組織がイエメンを拠点としており、テロの脅威にも絶えずさらされている。
9位はソマリアの首都『モガディシュ』。PKOの自衛隊派遣先の一つで’80年代初頭から内戦状態にあり、「今の暫定政権も影響力は極めて弱く、沿岸部では未だ海賊行為で生計を立てている村も多い。あまりの治安の悪さに支援団体ですら最近まで活動できなかったほど」(前出・高島氏)というから驚きだ。
10位もアラブの春以後、治安機能を著しく失ったリビアの首都『トリポリ』。独裁体制だったカダフィ政権崩壊後も治安は回復せず、昨秋には空港や石油貯蔵施設など要所を襲撃され、イスラム武装グループなど反政府組織に押されっ放し。シリアほどではないが今も大きな混乱が続いている。
そんな中、11位のメキシコ『アカプルコ』は、カンクンなどと並んで有名な同国のリゾート地。ハリウッド映画の舞台にもたびたびなっており、意外に思われる人も多いかもしれないが、10万人あたりの殺人事件発生率は142.9件(’12年)と世界第2位。ここ数年はメキシコ麻薬抗争の新たな舞台の一つで、今は夏場のシーズンでも閑古鳥が鳴く状況だという。
リゾートという点では12位『レシフェ』も同じだが、ここもブラジル最凶都市との一面を持つ。ブラジル人の多くが『国内で最も治安の悪い街』に挙げており、実は凶悪事件の発生率はリオデジャネイロやサンパウロよりも高いのだ。
一方、13位の西アフリカに位置するシエラレオネの首都『フリータウン』は、凶悪事件やテロなど治安面ではなく別の意味で危険だ。
「昨年猛威を振るったエボラ出血熱の最流行地の一つで、現在もいまだ予断を許さない状況。病気の影響で街の治安が悪化したとの報告もある」(前出・高島氏)
14位の『ディストリト・セントラル』は、7位のサンペドロスラ同様ホンジュラスの主要都市。人口10万人あたり102件との高い殺人事件発生率もさることながら、強盗事件も日常茶飯事。