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ユーロ2016予選が28日に行われ、グループHではクロアチア代表とノルウェー代表が対戦した。
ここまで無敗でグループHの首位に立つクロアチアは、ホームでノルウェーとの試合に臨んだ。一方敵地に乗り込んだノルウェーは、レアル・マドリード・カスティージャに所属する16歳のマルティン・ウーデゴーアを先発メンバーで起用した。
試合の均衡が破れたのは30分、マルセロ・ブロゾヴィッチがロングシュートを沈め、クロアチアが先制。ここからクロアチアの猛攻が始まる。
53分、イヴァン・ラキティッチとのパス交換で抜け出した、イヴァン・ペリシッチが左足を振り抜き2点目。65分には左サイドからのクロスをイヴィツァ・オリッチがヘディングで合わせ3-0とした。
対するノルウェーは80分にアレクサンダー・テテイが1点を返し、3-1とした。ノルウェーはクロアチアに1点を返し一矢報いた。
1失点を喫するも勢いの止まらないクロアチア。試合終盤の87分にはCKからゴルドン・シルデンフェルトがヘディングで追加点。後半アディショナルタイム4分には、ルカ・モドリッチのパスを受けたダニエル・プラニッチがシュートを押し込み5点目を決めた。
終盤に2点を加えたクロアチアが5-1でノルウェーに勝利。クロアチアは無敗でグループH首位をキープし、2位のイタリアに勝ち点差2をつけた。
【スコア】
クロアチア 5-1 ノルウェー
【得点者】
1-0 30分 マルセロ・ブロゾヴィッチ(クロアチア)
2-0 53分 イヴァン・ペリシッチ(クロアチア)
3-0 65分 イヴィツァ・オリッチ(クロアチア)
3-1 80分 アレクサンダー・テテイ(ノルウェー)
4-1 87分 ゴルドン・シルデンフェルト(クロアチア)
5-1 90+4分 ダニエル・プラニッチ(クロアチア)
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同点ゴールの起点になっったスナイデル(右)[写真]= VI Images via Getty Images
ユーロ2016予選が28日に行われ、グループAではオランダ代表とトルコ代表が対戦した。
オランダはここまでの予選を2勝2敗で終え、グループ3位に位置している。予選突破に向けて勝利が必要とされるが、FWアルイェン・ロッベンとFWロビン・ファン・ペルシーの両エースを負傷で欠いた中、このトルコ戦を迎えた。
試合は立ち上がりからオランダがボールを支配し、トルコ陣内に攻め込む展開となる。23分、ウェズレイ・スナイデルからのパスを受けたメンフィス・デパイが、ペナルティエリア外からシュートを狙うも、GKに防がれてしまう。
徐々にゴールへと迫りつつあったオランダだが、トルコに先制を許してしまう。37分、右サイドからのギョクハン・トレのクロスをヴォルカン・シェンが折り返す。ボールを受けたブラク・ユルマズがDFを巧みに交わし、右足を振り抜きゴールを奪った。
前半を0-1とリードされて終えたオランダは、後半立ち上がりから反撃に出る。59分、イブラヒム・アフェライが左足で強烈なシュートを放つも、トルコGKヴォルカン・ババジャンのビックセーブに阻まれた。63分にはナイジェル・デ・ヨングに代えて、ブンデスリーガで13得点を挙げているバス・ドストを投入し、まずは同点を目指す。
続く70分、ゴール前でFKを獲得。これをスナイデルが直接狙ったが、ボールはわずかに枠から外れてしまい、チャンスを生かしきれない。
ホームで負けられないオランダは、試合終盤にパワープレーで得点を狙う。後半アディショナルタイム2分、ペナルティエリア外からスナイデルが放ったシュートがクラース・ヤン・フンテラールに当たり、シュートコースが変わる。これがGKの逆を突く形となり、オランダに待望の得点が生まれた。
このまま試合は1-1で終了し、オランダが苦しみながら勝ち点1を得た。一方、1点のリードを守りきれなかったトルコにとっては痛い引き分けとなってしまった。
31日、オランダはスペイン代表と、トルコはルクセンブルク代表との国際親善試合に臨む。
【スコア】
オランダ 1-1 トルコ
【得点者】
1-0 37分 ブラク・ユルマズ(トルコ)
1-1 90+2分 クラース・ヤン・フンテラール(オランダ)
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Jリーグ・U-22選抜を率いる高畠勉監督 [写真】=Getty Images
Jリーグは、29日に行われる明治安田生命J3リーグ第3節で、FC琉球と対戦するJリーグ・アンダー22選抜の招集選手を発表した。
前節、J3最多失点記録の0-8でレノファ山口FCに敗戦したJリーグ・U-22選抜。FC琉球との一戦に臨む今節は、前節から高木和徹と柳下大樹以外の14名を入れ替え、井手口陽介や岩元颯オリビエらを招集した。
発表された16名の招集メンバーは、以下のとおり。
GK
田尻健(ガンバ大阪)
高木和徹(清水エスパルス)
DF
進藤亮佑(コンサドーレ札幌)
永坂勇人(コンサドーレ札幌)
松原后(清水エスパルス)
佐藤祥(ジェフユナイテッド千葉)
MF
大西勇輝(京都サンガF.C.)
井手口陽介(ガンバ大阪)
白井永地(水戸ホーリーホック)
和田達也(松本山雅FC)
榊翔太(コンサドーレ札幌)
石井圭太(横浜FC)
FW
柳下大樹(松本山雅FC)
奥川雅也(京都サンガF.C)
金子翔太(清水エスパルス)
岩元颯オリビエ(ジュビロ磐田)
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最終日に4打差を逆転して地元で今季2勝目を目指すジョーダン・スピース バレロテキサスオープン(2015)(3日目) 写真・Getty Images
バレロテキサスオープン(3月26日~29日、米国テキサス州・TPCサンアントニオ、7522ヤード、パー72)
現地時間28日に行われた大会3日目。テキサスを拠点とするジミー・ウォーカーが通算9アンダーで首位をキープ。2位には4打差の通算5アンダーでテキサス出身のジョーダン・スピースがつけ、最終日は地元同士が最終組で対決する。
首位のジミー・ウォーカーは、出だし2番をバーディでスタートしたが、続く3番、4番で連続ボギー。6番、8番のバーディで巻き返し、一つ伸ばしたものの、ジョーダン・スピースに並ばれて後半へ。1バーディ、1ボギーで迎えた17番で2メートル、18番では3メートルのチャンス沈めて連続バーディ。6バーディ、3ボギーの69、通算9アンダーと伸ばし、2位に4打差をつけて今季2勝目に王手をかけた。
2打差を追うジョーダン・スピースは、3番でボギーが先行したが、5番から3連続バーディを奪い、さらに9番をバーディとして前半を終え、通算7アンダーで首位をとらえた。しかし後半に入ると16番で痛恨のダブルボギーをたたくなどスコアを落とし、71でホールアウト。通算5アンダーの2位に浮上したが、首位との差は4打に開いた。
昨年のフェデックスカップ年間王者に輝いたビリー・ホーシェルが、通算3アンダーの3位。26歳のルーキー、スコット・ピンクニーが69で回り、3つ伸ばして通算2アンダーの4位タイに浮上した。
6位タイスタートのフィル・ミケルソンは、1イーグル、1バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの74と伸ばせず、通算イーブンパーの12位タイに後退している。
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イスラム国(IS)とアメリカを中心とする連合国の武力対決が激化している。
米国防総省は19日、昨年8月以降、イラクとシリアで計2893回の空爆を実施したと発表。これによりイスラム国が弱体化しているともいわれるが、空爆では民間人の犠牲も出ており、またチュニジア、イエメンでもイスラム国がらみのテロが起こるなど勢力の拡散も懸念されている。
そんな中、「僕は聴診器でテロとたたかう」と、徹底した非軍事・人道支援を訴えるのが2004年からイラクで医療支援活動を行なう鎌田實(かまた・みのる)医師だ。10年間、何度も現地を行き来してきた鎌田氏が最新作『「イスラム国」よ』で訴えるアラブ世界の現実、そして対イスラム国で私たちができることとは――?
―10年前、イラクで医療活動を始めたきっかけはイラク戦争だったそうですね?
鎌田 イラク戦争でアメリカ軍が劣化ウラン弾を落とした地域に白血病や小児がんが多いというデータを持って、イラクの小児科医が私の元をたずねてきたんです。アメリカは国内では劣化ウラン弾を放射性物質として厳重管理しているのに、よその国には低線量の放射線だからと平気で落とす。
その劣化ウラン弾が投下された跡地で子供が遊び、白血病や小児がんの原因になっているんじゃないかと。その傷ついた子供たちを助けようと、日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)というNPOを立ち上げ、医療支援を開始しました。
―医療支援というと、具体的にどのような活動をされてきたのでしょうか。
鎌田 初めはヨルダンのアンマンに、07年からはイラク北部のアルビルに拠点を起き、主にイラク国内の4つの病院に4億円分の薬を支援しながら、イラクの医師や看護師を対象にした研修や劣化ウラン弾とがんの因果関係を調べる研究を行なってきました。また、イラク戦争時に難民になった人やシリア内戦でイラクやヨルダンに避難してきたシリア難民のキャンプで妊産婦の検診や出産の支援、医療バスの支援などもしてきました。
―この年末年始もイラクに行かれていたそうですが、どんな状況でしたか?
鎌田 ISのせいで、難民がものすごく増えています。アルビルには20の難民キャンプに4万人が暮らしています。今回は僕が直接、病院や診療所に薬を届けました。また、シリアから逃れた150万人が暮らすヨルダンの難民キャンプでは、ISに足を奪われた若者の機能回復訓練が行なわれています。
今回は日本政府からも助成金をもらい、シリアから逃げてきたリハビリの専門家を雇いました。すると、難民だった専門家が仕事を得て誇りを取り戻し、足を切断して絶望している若者が自国のドクターから治療を受けてすごく安心する。そんなふうにお金を上手に使うことで、2倍3倍といいサイクルが生まれます。
―これまで触れ合ってきたイスラムの人々は、みんなとても優しく親切だったそうですね。
鎌田 僕はこの10年間、イラクやヨルダンで一度も嫌な思いをしたことはありません。みんな、すごく親切で温かい人々です。街で誰かに喫茶店の場所をたずねたら絶対にお店まで案内してくれて、コーヒーを注文しお金まで払ってくれるので驚きました。
また、難民キャンプの炊き出しのため食堂のおやじさんに「羊のスープだけ安く分けて」と頼んだら「日本人がこんな危険なところで炊き出しまでやってくれるのか」と、肉料理や魚料理まで作って提供してくれる。イスラムの世界には「喜捨(きしゃ)」という、自分を投げ出しても人に親切にすることで天国にいけるという教えがあるんです。
―日本政府も中東にこれまで多くの支援を行なってきましたし、現地での日本人のイメージは良いと。
鎌田 それだけではありません。その食堂のおやじさんは「俺たちは日本が大好きだ。日本人は戦争をしない国だと聞いている。日本人に親切にして悪いことはない」と言いました。確かに10年間支援活動をしていて、日本は欧米とは違うなと。彼らはたくさんお金をまくけれど、何か下心があるのではと住民たちは不安に感じるらしい。
でも、日本は被爆国だし憲法9条があって戦争しないから信頼されている。僕たちはイラクの人たちに守られてるんじゃ…と感じるほどでした。
―そういった活動の中で、テロやイスラム国の脅威を感じたことは?
鎌田 06年に僕たちが支援するキリスト教徒のイラク人ドクターが、バスラでスンニ派の過激派集団から脅される事件があり、イラクで過激派集団が動き出しているんだなと。11年に「アラブの春」でシリアが内戦状態になると、イラクで活動していたISという過激派集団の名前をシリアでも耳にするように。その頃のISはイラクでは過激すぎて住民にも人気がなく、もう潰れるという状態だったのですが…。
―それが、今日につながる強大な勢力を持ち始めた理由について、3つの戦争でのアメリカの失敗を指摘されていますね。
鎌田 ひとつはソ連のアフガン侵攻です。アメリカはアフガンゲリラに闘い方を教え、武器を与えてソ連と代理戦争させた。これがイスラム国の芽を生み出しました。
ふたつ目がイラク戦争。アメリカはイラクが大量兵器を持っているという間違った情報をもとにイラクを攻撃し、その混乱に乗じてアフガン戦争で敗れたアルカイダの残党がイラクに紛れこみました。さらにイラク戦争で敗れたフセイン側の有能なスンニ派の幹部たちがISに合流しました。
3つ目がシリア内戦。アサド政権を倒したかったアメリカは、反アサドとして戦っていたISにスンニ派の支持者から資金や武器が流れるのを見て見ぬフリをした。その結果、ISは力を得て、イラクで勢力を拡大することになりました。
―そんな経緯がある中で、現地の人たちはイスラム国やアメリカにどういう思いを持っているのでしょう。
鎌田 難民キャンプでISに終われ、シリアから逃げてきた人たちが言ったのは「ISは怖い。人間じゃないし、俺たちの脚を平然と切り落としたりする。だけど、アメリカの無人空爆機も怖い。レーダー誘導されてロケット弾を放ち、子供たちが巻き込まれて死んでいくんだ」と。
アメリカが空爆で子供をひとり殺すと、アラブの10人の若者が義憤を感じてテロ集団に入っていく。要するに、テロに空爆は効いているというけど、空爆するほど新たな若者がテロリストに洗脳される悪循環がある。
シリアからせっかくトルコに逃げてきた高校生3千人が、もう1回シリアに戻ってISに入ったらしい。その高校生たちが本当に邪悪なのか…そうじゃないですよね? シーア派のアサドがスンニの若者を残虐な殺し方をするから、彼らは義憤を感じてISに入ってしまうんです。
ISは許せないし、絶対に潰さなくてはならない。でもやり方を間違えると、世界にテロの芽を広げてしまう。テロリストは地下に潜りますから、15ヵ国29の地域にISの拠点が広がりだしている。アメリカはビン・ラディンの時代から30年間武力で抑えようとしてきましたが、彼らが武力を使うほどテロリスト集団はモンスターになっていきます。
―しかし、武力で制圧する以外にイスラム国をつぶす方法はあるでしょうか?
鎌田 イスラム国は欧米や国連、キリスト教徒の説得には耳を傾けません。10年間支援活動をしてきて、この地域を真っ当にするには、イスラムのことはイスラムに任せたほうがいいと思っています。
この問題を解決する方法は、最小限の武力で抑えながら愛の手を差し伸べることです。もともと彼らはすごく温かくて友情に厚いですから、してもらったことは絶対に忘れません。自分たちが苦しい時に手を差し伸べられれば誘惑や洗脳があっても簡単にはISに入らない。99・9%の真っ当なイスラム教徒を大切にし、過激なイスラム教徒を許さないように彼らの中で自主規制が行なえるようにするべきです。
かつてレバノンがテロリストたちで泥沼の状況になった時、ヒズボラという過激派集団が政治集団になって、まあまあの範囲に収まるようになったという例もあります。
―それなのに日本は「非軍事・人道支援」を掲げながらも実際は嫌な方向に向かっている?
鎌田 安倍首相は戦えばいい、つぶせばいいと言うけれど、いみじくも「非軍事・人道支援」と言った言葉を徹底してほしい。
心配なのは、そう言いながら日本も有志連合に加われるように憲法改正しようという下心がアラブの人たちにも見えているのでは?ということ。また、2月にODA大綱を12年ぶりに改定し、これまで認めてこなかった他国軍の支援を非軍事目的に限って可能にしてしまったのも不安です。
日本人が貿易立国として世界に安全に出て行くためには、非軍事・人道支援を貫くことが大切です。イスラムの人に「苦しんでいる時にずっと助けてくれた、日本は違う。テロに巻き込みたくない」と思ってもらうのが平和への道なんじゃないかと。
―この4月にも、またイラクに支援に入るそうですね。
鎌田 4月と6月、7月に予定しています。この本の印税は100%、4月の活動に使います。それ以外に、自分のお金を300万円寄付しました。増刷になるくらい売れたら、また6,7月の支援にも回せます。今回はアルビルの20の難民キャンプのうち診療所がまだない所や郊外の1万人規模のキャンプなどを訪れるつもりです。ヨルダンで機能回復訓練の状況も見てきます。イラクのドクターが、シーア派もスンニ派もクルド人が一緒になって病気の子供たちを助けます。
不思議なことに戦闘が落ち着いた場所に医師や看護師が入って診療所ができると、なんとなくそこが不可侵な場所になって、病気以外の人もみんな心がちょっと落ち着く。もっと冷静にならなければと平和の芽が広がっていく。そういう意味では、医療はシンボル的な存在だと思います。
だから、そういう気持ちで「僕は聴診器でテロとたたかう」という副題をつけました。聴診器というと医者の活躍の場ができると思うかもしれませんが、例えば芸術でも音楽でもテロと戦えます。大変な世界になりかかっている時に、ひとりひとり何ができるかと考えてほしい。1%、発想を変えればなんでもできる。若い人の柔軟な発想とセンスがあれば、1億円の寄付を集めるような活動もいくらでもできると思います。
(取材・文/田山奈津子)
●鎌田實(かまた・みのる)
医師・作家。1948年東京都生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。1974年、長野県の諏訪中央病院に赴任。40年間、一貫して「住民と共につくる医療」を実践。現在、諏訪中央病院名誉院長。『がんばらない』(集英社)、『1%の力』(河出書房新社)ほかベストセラー多数。【http://www.kamataminoru.com/】 【http://jim-net.org/】
■『「イスラム国」よ』(河出書房新社、1080円)
10年間アラブの世界で医療支援を行なうため現地を行き来してきた著者が訴えるアラブ世界の現実とは。非軍事支援によるあたたかな連鎖こそがこれからの世界全体の真の平和をうむと説く祈りの書。著者印税は全額イラク難民支援活動に寄付される