政治そのほか速
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価格以上の価値があると思える椅子に、久しぶりに出会えた。
写真の椅子「AOYAMA」は、前後左右、どの角度から見ても美しく、デザイン上の邪魔なノイズがどこにもない。そして座りやすい。
先日、その製造現場を訪問した。完成した椅子の重量は4・2キロ・グラムしかない。軽量であることは、使い手の日々のストレスを軽減する。そもそも木工製品にとって、細さや軽さと同時に、強度や耐久性を高めることは極めて難しい。
そのため、「AOYAMA」の接合部には、数多くの見えない工夫と手間が掛けられている。工場では、機械による精密な加工と、熟練の職人の手仕事をバランスよく連携させ、軽くて工芸品のように美しいこの木製の椅子を、手が届く価格で作っていた。
座ってみた。厚さ8ミリという薄い木製のシートにもかかわらず、微妙に傾斜した座面。背中にフィットするように曲げられた背もたれ。驚くほど座り心地がいい。それは座った瞬間に実感できる。
「AOYAMA」は2月からアクタスに並ぶ。美しさにふと目が留まり、軽くて持ちやすいことに好感を持ち、座ってみると、まるで自分のために作られたような心地良さを感じるだろう。いいモノを選ぶときこそ、印象を大切にしたい。
(「アクタス」ブランド戦略室長 大重亨)