政治そのほか速
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司馬遼太郎記念館設立に尽力した司馬さんの妻、福田みどりさんが昨年11月に死去。約1400人の参加者を前に、実弟の上村洋行・同記念館長が「これからも2人の思いを受け継ぎ、記念館運営にあたりたい」と語りかけた。
記念のシンポジウムでは、大坂の陣400年にちなみ、豊臣家滅亡を描いた司馬さんの歴史小説「城塞」をめぐって、建築家の安藤忠雄さん、作家の伊東潤さん、静岡文化芸術大教授(日本史)の磯田道史さん、女優の杏さんが討論=写真=。「徹底して記録しなければという作家の執念を感じる作品。全3巻の分厚さは司馬さん自身の分厚さだと思う」(磯田さん)、「大坂城が難攻不落でも、人対人で結果が変わることを、圧巻の群像劇から学んだ」(杏さん)など、乱世の人間模様に思いをはせた。
シンポジウムを聞いた大阪府東大阪市の女性(67)は「司馬遼太郎の世界観を感じとれた」と話した。