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大阪大考古学研究室は9日、亀岡市篠地区で10世紀末から11世紀初頭の窯が二つ見つかったと発表した。内部からは須恵器と瓦も発見。同地区は7世紀頃から須恵器、11世紀頃からは瓦の生産が盛んだったことから、同研究室は「須恵器と瓦を両方つくっていた時代の窯。生産の移行過程を知る貴重な資料」としている。
同研究室によると、平安時代中期の窯で、須恵器と瓦が一緒に見つかったのは初めてという。
二つの窯に残っていた灰を分析した結果、使用されていた時期が違うことが判明。古い窯(幅約2・1メートル、奥行き約2・6メートル)からは須恵器が、もう一方の窯(幅約1・5メートル、奥行き約2・1メートル)からは瓦が多く見つかっているという。
同研究室の高橋照彦教授は「須恵器や瓦の一大産地だった地区が、需要の変化に合わせて工夫を重ねていたことがうかがえる」と話した。
大相撲春場所(大阪府立体育会館)2日目の9日、西前頭5枚目の遠藤(穴水町出身、追手風部屋)は、東前頭4枚目の豪風を押し出しで破り、今場所初白星を挙げた。成績は1勝1敗。
遠藤は立ち合いで豪風の鋭い当たりを受け止め、豪風が引いたところを一気に押し出した。3日目の10日は、西前頭7枚目の徳勝龍と対戦する。
東十両2枚目の輝(七尾市出身、高田川部屋)は、東十両3枚目の富士東に押し出しで敗れ、1勝1敗。
◇榎木孝明さん監修 「信長と対決」武者行列と野外劇連動
戦国時代の鉄砲集団「雑賀(さいか)衆」をテーマにした祭りが29日、和歌山市中心部で開かれる。11回目となる今回は、映画「天と地と」などで知られる俳優榎木孝明さんが初めて参加し、武者行列と野外劇を監修する。榎木さんは「雑賀衆を全国区にする手助けをしたい」と意気込んでいる。(矢沢慎一)
雑賀衆を率いたとされる武将・雑賀孫市を地域活性化の核にしようと取り組む市民グループ「孫市の会」が企画した「孫市まつり」。29日午前10時半~午後4時、同市の本願寺鷺森別院などで開かれる。
メインイベントの一つの野外劇「信長を一番恐れさせた男 戦国最強のガンマン 雑賀孫市参上」は正午から上演される。孫市率いる雑賀衆3000人が、攻め込んできた10万人の信長軍を打ち破るというストーリー。甲冑(かっちゅう)姿の出演者は、市中心部の約2・5キロをパレードしてから劇の舞台に参集する流れだ。
榎木さんの参加は、演出を担当する旧知の映画監督から誘われたのがきっかけ。数々の大作で演じてきた榎木さんは「時代劇の再生」をライフワークにしているといい、「雑賀衆が活躍する時代物を通じて街づくりにも一役買えれば」と監修を快諾した。
榎木さんは、武者行列と野外劇を連動させ、臨場感を出す工夫を随所にこらしたという。武者行列では、孫市が出発地点の和歌山城で出陣の雄たけびをあげ、道中の和歌山市駅前では伝令から信長軍の進軍状況を聞き取る。終着点の鷺森別院で野外劇に舞台が移り、孫市と信長が直接対決するクライマックスへと向かう。火縄銃の演武もある活劇の結末は……。
榎木さんは2月24日、和歌山市を訪れ、和歌山城などで出演者に演技指導した。榎木さんは「雄たけびは腹の底から声を出す。命がけで合戦に臨むという姿勢をもっと出して」「歩く時は重心を落とし、重厚なイメージを演出して」と助言し、自ら手本を披露していた。
榎木さんは「住民の息の長い取り組みに敬意を表している。雑賀衆を全国にPRする後押しができれば」と語り、自身も行列に参加する「孫市の会」の森下幸生会長は「榎木さんの声は本物の武将のように感じた。少しでも榎木さんに近づけるよう練習を積みたい」と話していた。
雨天決行。問い合わせは同会事務局(073・423・3136)。
◆雑賀孫市
戦国時代、紀の川下流域(現在の和歌山市)の自治組織から鉄砲集団に転じた「雑賀衆」の頭領と伝えられるが、実像は不明な点が多い。「石山合戦」(1570~80年)で石山本願寺側に付き、織田信長を撃ち破った故事がある。司馬遼太郎の小説「尻啖(くら)え孫市」のモデルになった。
県議会は9日、4589億円の2015年度一般会計当初予算案など70議案を可決・同意して閉会した。県議は統一地方選で改選されるため、今期で引退を決めている4議員が議会終了後に登壇してあいさつ。議長の閉会宣言後には全員が議場で万歳三唱した。
県議会(定数37)の現行議員数は33人。4年前の前回選後から今年2月までに、公職選挙法違反や衆院選への出馬、体調不良などを理由に3人が辞職したほか、3人が死亡したため計6人が姿を消す一方、12年12月の補欠選挙で新たに2人が加わっている。
ユーモアあふれる試合で人気のプロレス団体「大阪プロレス」(尼崎市)が21日午後2時30分から、篠山市郡家、篠山総合スポーツセンター体育館で、興行「大阪プロレス デカンショ街道をゆく!篠山大会」を開く。大阪市以外での巡業は初めてといい、所属レスラーら3人が9日、市役所を訪れ、酒井隆明市長に協力を要請。市長も「篠山を明るく盛り上げて」と期待した。(中野眞一)
同団体は、くいだおれ人形やえべっさんなど、大阪の名物をイメージした仮面を着けたレスラーが面白おかしく対戦するのが特徴。梅田の常設会場が閉鎖した2014年4月以降、大阪市内のホールを巡って興行を開催している。
今後は地方巡業にも力を入れることにしたといい、同団体役員の山口孝裕さん(55)の出身地、篠山市での開催を決め、山口さんの中学時代の先輩にあたる平野斉副市長が協力した。
この日は、山口さんとともに、胸にたこ焼きマークを付けたタコヤキーダーと、通天閣を衣装にあしらった怪獣ニューワールドの2人が市役所に登場。「流血などはありません。楽しく笑って楽しんで」と話し、酒井市長も「大いに篠山を盛り上げて市民を楽しませてください」と応じていた。
大会では、人気レスラーのえべっさんや、くいしんぼう仮面ら総勢18人が5試合を繰り広げる。人気女子レスラーのダンプ松本も参戦し、えべっさんとの対戦を予定。開会前には篠山市内の小学生女子のチアリーダーチームが出演してダンスを披露する。
前売りは指定A席4000円、同B席3000円、2階自由席2000円、中学生B席1000円、小学生B席500円。当日はいずれも500円増し。問い合わせは070・6925・8692へ。