政治そのほか速
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◇木下大サーカス5万人突破
◇木下唯志社長に聞く
奈良市の県営プール跡地特設会場で開催中の「奇跡のホワイトライオン世界猛獣ショー☆木下大サーカス」奈良公演(読売新聞社など主催)は、開幕14日目(定休日を除く)の9日までに来場者が5万人を突破した。1日平均3900人が訪れ、週末は4000~7000人でにぎわう。30年ぶりに開催した奈良公演の手応えや今後の見所を木下唯志社長(65)に聞いた。(西川眸)
――2週間で5万人達成。
「開幕初日は好天に恵まれ、あふれるほどのお客さんに来ていただいたことが印象的でした。ショーの内容も30年前よりかなり進化している。それが評判につながっているのだと実感しています」
――奈良公演のショーのポイントは。
「世界でも数が少なくて珍しいホワイトライオンのショーをやはり見てもらいたい。調教師も一流です。象やキリンなどの動物が登場するショーは数年で変わるので、今しかないものです。他の演目も少しずつ進化しています」
――サーカスの魅力とは。
「(福岡公演中の)2月に発達障害がある4歳の息子さんを持つお母さんから手紙をいただいた。暗い場所や初めての場所が苦手で座っていることができない息子さんが、サーカスを見て拍手をしたり驚いたり。『楽しかった』と喜んでくれたという内容でした。子どもたちに夢や感動を与えられるよう、これからも進化させていきたい」
――1月に日本人で初めて、世界サーカス連盟大使に就任した。
「サーカス文化や芸術の発展に貢献したと認めていただいた。世界の有名なサーカスのオーナーが名前を連ねており、誇りに思っています。世界一のアーティストを育て、サーカスの魅力を発信していきたい」
◇「白いライオン楽しみ」 記念行事
9日は特設会場で、来場者が5万人を超えた記念のセレモニーが行われた。来場者を代表し、和歌山県紀の川市の保育園児、今木小菊ちゃん(5)がキリンの調教師、ロベルタ・ハートさんからぬいぐるみなどが入ったバスケットを受け取った。
サーカスは初めてという小菊ちゃんは「白いライオンを見るのが楽しみ」と笑顔。母の弥幸さん(40)は「娘を驚かせようと内緒で連れてきた。サーカスは子どものとき以来。以前とどう変わったのでしょう」と胸を躍らせた。
◇大阪女学院大・藤木さん
◇英語学ぶ夢かなえ 休まず通い、留学も
大阪女学院大(大阪市中央区)で学ぶ、藤木満寿子さん(83)(大阪市天王寺区)が14日、国際・英語学部を卒業する。戦争で途切れた、英語を学びたいという夢を実現させ、孫のような同級生からは「ふーちゃん」の愛称で呼ばれた。「無事に終えられて感無量。とても楽しい4年間だった」と話している。(久場俊子)
79歳で念願の入学を果たしたものの、「50年以上も主婦だったので、最初は日本語の文章を書くことすら大変だった」という藤木さん。心がけたのは、「授業を休まないこと」と「締め切りを必ず守ること」だったという。週5日、キャリーバッグで大学に通い、持ち前の好奇心と積極性で、授業で必須のiPadも使いこなせるようになった。
周りは孫と同じ世代。若い学生たちがぐんぐん実力を伸ばしていく姿を見て、ときに焦りを感じたと言うが、授業で聞き取れなかった英単語は隣の学生に聞くなどし、4年間で落とした単位は1科目だけ。「みんな聞けばちゃんと教えてくれる。とっても親切でした」。1年生時にはオーストラリアへの短期留学も実現させた。
藤木さんは1931年、4人きょうだいの長女として、中国・上海で生まれ、三重県桑名市で育った。旧制高等女学校を卒業した後に大学で英語を学ぶつもりだった。だが、戦後の混乱期に突入し、進学はあきらめた。貿易会社に勤務した後、24歳で結婚し、3人の娘を育てた。
だが、英語で学ぶという夢を諦めきれず、2008年、76歳で通信制高校に入学した。「行けばいい」と背中を押してくれた夫の和三郎さんが入学直前に急死する不幸もあったが、「無我夢中で学ぶことで、悲しみが和らいだ」と振り返る。3年後、AO入試で同大に合格した。
卒業論文のテーマは「日本の在宅介護について」。在宅介護する5家族にインタビューし、ケアマネジャーなど約20人にアンケートを行った。孫もテープおこしを協力してくれ、半年がかりで仕上げた30ページ以上にわたる労作。作成には、発表用資料作成ソフトを使ったが、これも在学中に学んだ「特技」だ。
全文英語の論文は、2月に発表。手ぶりを交えたなめらかな英語に、約30人の学生から大きな拍手が湧いた。加藤映子学長は「発表の時の英語は素晴らしかった。4年間、コツコツと勉強を積み重ねてきた結果だ。藤木さんの学ぶ姿勢は、若い学生たちにも良い影響を与えた」と話す。
卒業後は、大学の図書館に通い、英語の絵本を読む予定だ。「これまでは課題をこなすので精いっぱいで、それどころじゃなかったので」。藤木さんの学びの意欲は衰えない。
北陸新幹線開業を記念し、日本郵便北陸支社はポストカード=写真=やオリジナルフレーム切手セットを、北陸3県の郵便局(新金沢、富山西の両郵便局と一部の簡易郵便局を除く)で販売する。
すでに販売を始めたポストカードは、描かれた新型車両の印刷が浮かんで見える「3D」仕様。2種類の絵柄で、それぞれ6000枚ずつ販売する予定。1枚540円(税込み)。通信販売は行わない。
13日から販売する切手セットは、新型車両やグランクラス車内の写真を印刷した82円切手10枚と、車両運搬の様子などを写したA3サイズのオリジナル台紙のセット。1800円(同)。1万セットを販売予定。15日から日本郵便のウェブサイト「郵便局のネットショップ」でも販売する。
問い合わせは同支社営業部(076・220・3253)へ。
県は北陸新幹線が開業する14日から、新幹線富山駅の待合室にある空きスペースで、日本画の巨匠・横山大観とフランスの画家・ロートレックの絵画の写真パネルを展示する。県によると、全国の新幹線駅の待合室でも珍しい試みという。
県によると、いずれもサイズは縦1メートル45、横1メートル3。現在は県立近代美術館に所蔵されている「マンジの肖像」(ロートレック)と、県水墨美術館にある「立山遠望」(横山大観)の2作品がロートレックの頭文字「L」と大観の「T」で縁取られている。いずれも本物は展示できないため、精巧な写真を使用した。
空いていた待合室の壁面スペースを活用し、新幹線の乗客らにくつろいでもらおうと、県がJR西日本に持ちかけた。展示作品は年5~6回の入れ替えを検討している。石井知事は今月4日の記者会見で、「新幹線の乗客に歓迎やおもてなしの気持ちを伝えたい」と述べた。
東海地方の各地は8日、高気圧に覆われて気温が上昇し、しだれ梅が見頃を迎えた三重県桑名市のレジャー施設「なばなの里」では、行楽客が上着を手に、春の香りを楽しんだ。
しだれ梅は約9900平方メートルの梅園に赤やピンク、白の約330本が植えられ、2月中旬頃に開花した。
気象庁によると、この日の東海地方の最高気温は、名古屋市17.9度、桑名市16.6度などおおむね3月中旬~4月上旬並みに。夫婦でしだれ梅を楽しんだ桑名市の永井之夫さん(33)、智子さん(35)は「ピンク色がきれい。それにしても暑いですね」と話していた。なばなの里のしだれ梅は15日頃までが見頃で、日没後、閉園までライトアップされる。