政治そのほか速
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これに伴い、有権者からは「候補者を知らない」、立候補者陣営からは「認知度が低くて困った」、市選管からは「周知までの時間が足りない」と、三者三様の戸惑いの声が上がっている。
中原区は高層マンションなどの建設が活発で人口が急増中。今回の区割り変更で、10区の有権者数は前回選(2012年)の約49万2000人から約44万2000人に減少、18区は約35万2000人から約42万人に増えた。
18区に移った大戸地区に住む女性(67)の自宅近くには、10区と18区のポスター掲示板が約200メートル離れた場所に設置されている。女性は「市役所から通知が来て初めて変更を知った。古くからの住人なので、10区の候補者ならよく知っているのに」と残念そう。別の女性(72)も「ポスターで候補者を見ても全然知らない。正直困っている」と話していた。
困惑しているのは候補者側も同様だ。18区から出馬している陣営は「急な解散だったので(大戸地区の)住民と関係作りをする時間がほとんどない。どれだけ票を集めたかは開票日にならないとわからない」。10区の陣営も「大戸地区の後援会は同じ党の候補者に引き継いだが、まだ浸透していないようだ」と心配そうだ。
中原区選管は、2か所に設けた期日前投票所で、10区と18区の入り口を別々にして対応。投票箱の上や側面には青色用紙で「10区」、赤色用紙で「18区」と表示して区別しやすいようにした。中原区の八木亮子総務課長は「準備期間が短かったが、できる限りのことをして細心の注意を払いたい」と話している。