政治そのほか速
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シンガポールのリー・クアンユー元首相の弔問に訪れ、遺影に向かって一礼する安倍晋三首相=24日午後、東京都港区の同国大使館
安倍晋三首相は24日午後、シンガポールのリー・クアンユー元首相の死去を受け、東京・六本木の同国大使館を弔問、記帳した。安倍首相はこの後、記者団に「(リー元首相は)シンガポール発展の礎を築いた方であり、アジアの偉大なリーダーだ。改めて功績をしのび、哀悼の誠をささげたい」と述べた。
【北京共同】自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長は23日、訪問先の北京で中国共産党序列4位の兪正声・人民政治協商会議主席と会談した。兪氏は、安倍晋三首相が今夏に発表する戦後70年談話を念頭に「日本は平和発展の道を歩むため歴史を正しく認識する必要がある。戦後70年は一つのチャンスだ」とけん制した。村山富市首相談話、河野洋平官房長官談話の明確な継承も求めた。
谷垣氏らは、70年談話に関し「中国側が心配しているような内容にはならない」と、懸念は不要との認識を表明した。
【共同通信】
時事通信のインタビューに答えるイラクのハイルラー外務次官=23日、東京都渋谷区
イラクのナザル・ハイルラー外務次官は23日、東京都内で時事通信のインタビューに応じ、過激派組織「イスラム国」掃討作戦について、「要衝モスルを年末までに奪還できるだろう」との見通しを示した。北部モスルは同組織のイラクでの支配地域で最大の都市。次官は「奪還は同組織のイラクからの追放を意味する」と述べ、この作戦の重要性を強調した。
4~5月とされたモスル奪還作戦の実施時期について、現在行われている北部の都市ティクリートでの作戦の後になると指摘。イラク政府軍などはすでに同市を包囲しているが、市内への攻撃に踏み切っていない。「イスラム国が市内の至るところに地雷を埋めているため」といい、軍などが解放に向けた作戦をいつ行うか検討している。
また、次官は、米国と対立するイランがイスラム国掃討作戦に協力していることに対し、「イランからの兵士は必要ない」と述べ、あくまで軍事顧問の派遣にとどまっていると強調した。
イスラム国対策として周辺国支援を表明した安倍晋三首相の中東政策に関しては、首相は国境を超えたテロの脅威を理解しており、「より積極的に関与することを決断した」と評価した。
高村正彦自民党副総裁(左から2人目)らから、安全保障法制整備に関する与党協議会の取りまとめ文書を受け取る安倍晋三首相(中央)。左端は北側一雄公明党副代表、右から中谷元防衛相、菅義偉官房長官=23日午後、首相官邸
安倍晋三首相は23日午後、安全保障法制整備に関する与党協議に当たった自民党の高村正彦副総裁、公明党の北側一雄副代表と首相官邸で会い、20日の与党合意の報告を受けた。高村、北側両氏は、合意に基づき4月中旬までに条文案を策定するよう要請。首相は謝意を示した上で、「法案作成に(政府)一丸となっていく。国民の命と平和な暮らしを守るための法整備をこの国会できっちり成し遂げたい」との決意を強調した。
首相はまた、防衛大学校の志願者が増えていると指摘し、「安保法制を整備すると(自衛隊)志願者がいなくなって、徴兵制をやらなくてはいけなくなるという荒唐無稽は話は全くない」と力説した。
福田康夫元首相や韓国の李洪九元首相ら日韓政財界の重鎮が、冷え込む両国関係の打開策を協議する「日韓・韓日賢人会議」の初会合を22日夜、東京都内のホテルで開き、首脳会談の早期実現に向けて環境整備を進める方針を確認した。メンバーは23日、安倍晋三首相と会い、会議の設立を報告する。
福田氏は会合で「忌憚のない意見を伺いながら、関係改善の道を探っていきたい」と表明。李氏は今年が日韓国交正常化50年、戦後70年に当たるとして「この折に、われわれの考えをまとめないといけない。数多くの難題が横たわっているが、良いムードづくりの一助になればいい」と強調した。
【共同通信】