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メルセデスがSLS AMGの後継モデルとして生み出した「AMG GT」に、FIA GT3レギュレーションに則った市販レーシングカーを設定、ジュネーブモーターショーにて世界初公開することが明らかとなりました。
エンジンは、AMG製の自然吸気6.3リッターV型8気筒、トランスミッションは重量バランスを考慮してリヤに搭載したトランスアクスルで、6速シーケンシャルとなっています。
パワートレインの低重心レイアウトなど標準モデルの特性をそのまま活かし、ボディはアルミスペースフレームに、サーキット向けの空力パーツを追加したカーボンスキンをかぶせるといった構造となっています。
カーボンスキンが使われているのは、エンジンカバー、左右ドア、フロントウイング、サイドスカート、ディフューザー、トランクリッド、リヤウイングなどなど。バケットシートもカーボン製となっています。
ドライバーを守るロールケージは、高張力鋼を使っているというのも、安全性と軽量化を両立するものといえそうです。
日本のスーパーGT300をはじめ、世界中のGT3レギュレーションイベントにおいて数々の勝利を収めてきたSLS AMG GT3の後継モデルとなるAMG GT3。そのデリバリーは2015年末予定、2016年シーズンを準備万端で迎えられるスケジュールとなっています。
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(山本晋也)
画像付き元記事はこちら:勝つために生まれる、メルセデスAMG GT3世界初公開【ジュネーブモーターショー2015】(http://clicccar.com/2015/03/02/296134/)