政治そのほか速
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25日のネパール大地震で建物が損壊した世界遺産「ダルバール広場」=28日、カトマンズ
【カトマンズ時事】ネパール中部で起きた大地震で、ネパールのコイララ首相は28日、死者が1万人に達する恐れがあると明らかにした。ロイター通信が報じた。地震による死者は、AFP通信によると、この日までに周辺国を含め5000人を超えたが、農村地域の被災情報はまだ入っておらず、救助活動が本格化すれば、犠牲者数が急増する可能性がある。国連はネパールの被災者が人口の約3割の800万人に上ると推計を明らかにした。
〔写真特集〕ネパール中部でM7.8の地震~被害拡大~
ネパール内務省の災害管理当局者は28日、死者数が5057人に達し、負傷者も1万人を超えたことを確認した。AFP通信が伝えた。コイララ首相は28日から3日間の服喪を宣言した。
大地震は28日正午前(日本時間同日午後3時すぎ)、生存率が大幅に低下するとされる「発生から72時間」が過ぎた。ネパールや各国の救助隊は生存者の救出を急いでいるが、震源に近く交通が遮断されたラムジュン郡の一部地域などにたどり着けていない。コイララ首相は「政府は戦時体制で全力を尽くしている」と強調した。
日本の国際緊急援助隊・救助チーム約70人は28日、ネパールの首都カトマンズに到着し、救助活動に入った。援助隊は27日、ネパール入りする予定だったが、カトマンズの空港の混雑で着陸できずタイの首都バンコクまで引き返していた。
日本政府は28日、自衛隊も国際緊急援助隊として派遣すると発表。医療援助チーム約110人と空輸部隊約160人で構成され、現地で医療活動を行うとともに、必要な機材や物資を日本から空輸する。
一方、カトマンズでは、地震で住居が破壊された市民たちが公園や空き地でテント暮らしを余儀なくされている。家族と共に公園に避難した男性はAFP通信に「ただ恐怖と混乱しかない」と嘆いた。国連推計によれば、ネパールでは140万人が食料支援を必要としている。
1票の格差訴訟で、広島高裁岡山支部が「違憲状態」と判断したことを伝える弁護士ら=28日午前、岡山市
「1票の格差」が最大2.13倍だった昨年12月衆院選の区割りは違憲として、弁護士グループが全295選挙区の選挙無効を求めた訴訟で、岡山県内の計5区についての判決が28日、広島高裁岡山支部であった。片野悟好裁判長は区割りが違憲状態だったと認めたが、「合理的期間内に是正されなかったとは言えない」と述べ、無効請求は棄却した。
全国14高裁・支部で起こされた計17件の訴訟で最後の判決。判決の内訳は違憲1、違憲状態12、合憲4となった。原告側は上告しており、最高裁が年内にも統一判断を示すとみられる。
警視庁竹の塚警察署に入る皆川忍容疑者=28日午前、東京都足立区
東京都足立区の夫婦の次男=当時(3)=が行方不明になった事件で、警視庁捜査1課は28日、次男に虐待を加えて死亡させ、川に遺体を遺棄したとして、監禁致死と死体遺棄の容疑で、父親の皆川忍(31)=傷害罪などで服役中=、妻朋美(28)=詐欺罪などで有罪判決=両容疑者を再逮捕した。同課によると、皆川容疑者は「次男が騒ぐので、口にタオルを巻いた」と話した上で「山梨県に埋めた」と供述。朋美容疑者は認めている。
次男玲空斗ちゃんの遺体は見つかっていないが、同課は状況証拠や関係者の証言を固め、立件可能と判断した。
逮捕容疑は2012年12月~13年3月3日ごろ、当時一家が住んでいた足立区入谷の自宅で、玲空斗ちゃんをうさぎ飼育用のケージに監禁、タオルを口に巻き窒息死させ、同3日に遺体を段ボールに入れて山梨県に運搬。同4日、同区千住の荒川に投棄した疑い。
同課によると、ケージの上には重りが乗せられ、玲空斗ちゃんが自力では出られない状態だった。排せつ物を減らすため、食事は2~3日に1度しか与えられていなかったという。
14年5月、児童相談所へ玲空斗ちゃんが行方不明だと匿名の通報があり、児相が調査を開始。翌6月、警視庁が失踪していた夫婦を横領容疑などで逮捕すると、2人は玲空斗ちゃんについて「朝起きたら死んでいた」「遺体を捨てた」などと供述していた。
夫婦の供述に基づき、同課はこれまでに荒川や山梨県の河口湖周辺などを捜索。荒川からはケージとスコップが発見された。
全国桃サミットで配布されたサン宝石と山梨県笛吹市名産のモモとコラボしたグッズ
山梨県笛吹市は、同市で開いた全国桃サミットの会場で、モモや桃源郷をPRする目的で作製したキャラクターグッズ「笛吹市・全国桃サミットほっぺちゃん」のストラップなどを来場者に配布した。
サン宝石(同県中央市)の人気キャラクター「ほっぺちゃん」と笛吹名産のモモをコラボしたグッズで、「来場者の評判が非常に良かった」(笛吹市農林振興課)ことから今後もモモの宣伝に活用していくという。グッズは非売品。
名古屋市瑞穂区に1人で暮らす80代女性が、証券会社社員を名乗る男らに電話でだまされ、1億2900万円の詐欺被害に遭ったことが28日、分かった。女性は昨年12月〜今年2月、「ゆうパック」で6回にわたって現金を郵送。今月になって、愛知県警瑞穂署に相談した。
同署によると、女性は昨年11月、男から「名義を貸してほしい」と電話で頼まれ、承諾した。その後、同じ社名をかたる別の男らから「名義を貸したことで、あなたの全財産が国に没収されてしまう。私どもで管理し、後でお返しする」と指示され、関東地方の宛先に現金を送った。
女性が2月、金融機関で500万円を引き出した際には、職員が不審に思って同署に通報。署員は詐欺被害に遭っていないか用途を尋ねたが、女性は「おいに小遣いを渡す。絶対に大丈夫です」と答えていた。