政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
広島市は70年前の原爆の熱線や爆風に耐え、今も残る原爆ドームや広島大旧理学部などの「被爆建物」の保存に向けた取り組みを強化する。市が所有する建物は「原則保存」とし、民間所有は保存費用の補助額を引き上げる。老朽化と費用の問題で取り壊されてしまうケースがあり、原爆の惨禍と「核の非人道性」を後世に伝える被爆建物の役割を重視した対応といえる。
松井一実(かずみ)市長が朝日新聞のインタビューに明らかにした。広島市に登録されている被爆建物は爆心地から5キロ圏内にある86カ所で、松井市長は原爆ドームなど市所有の14カ所について、「残すことを主として考える」と述べた。
民間所有の66カ所については、「補助額を引き上げたい」と説明。市は1993年につくった要綱に基づき、建物を使い続けたり残したりするための改修や補修にかかる費用の4分の3(上限3千万円)を補助しているが、それでも資金面の負担から解体を選択する民間所有者も。過去5年でも旧住友銀行の支店や国民学校だった中学校など5カ所が取り壊された。被爆建物を後世に残すには資金負担をさらに軽減する必要がある、と市長は判断したとみられる。
残りの6カ所は広島県や広島大学、日本銀行などが所有している。
松井市長は「民間所有者が残したいと考えれば支援を厚くしたい」とする一方で、財源の問題にも言及。「平和は世界的なテーマ。財源確保を世界中の意思として議論できないか」と述べ、被爆建物の保存を「平和首長会議」(会長・松井市長、世界160カ国・地域6649都市)の活動の一つにしたい、と語った。(国米あなんだ)
■広島の被爆建物
※計86=民間所有66、広島市所有14、広島大所有2、広島県所有2、日本銀行所有1、中国財務局所有1
※カッコ内は被爆時の名称
【広島市中区】
原爆ドーム(県産業奨励館) 市所有
平和記念公園レストハウス(燃料会館) 市所有
広島アンデルセン(帝国銀行広島支店) 民間所有
旧日本銀行広島支店(日本銀行広島支店) 日本銀行所有
本川小学校平和資料館(本川国民学校) 市所有
袋町小学校平和資料館(袋町国民学校) 市所有
百貨店・福屋 民間所有
中国軍管区司令部跡(防空作戦室) 市所有
市役所旧庁舎資料展示室(市役所) 市所有
NTT広島西営業所(広島中央電話局西分局) 民間所有
広島逓信病院 民間所有
広島大旧理学部1号館(広島文理科大) 市所有
広島電鉄千田町変電所・事務所(千田町変電所・資材倉庫) 民間所有
舟入神社 民間所有
海神宮 民間所有
海宝寺山門 民間所有
衣羽神社本殿など 民間所有
市江波山気象館(広島地方気象台) 市所有
【広島市東区】
鶴羽根神社手水(ちょうず)舎 民間所有
東照宮 民間所有
安楽寺本堂 民間所有
尾長天満宮 民間所有
国前寺 民間所有
旧濾過(ろか)調整池上屋(牛田水源地濾過〈ろか〉調整池上屋) 市所有
市水道資料館(牛田水源地送水ポンプ室) 市所有
水道資料館別館ビデオルーム(牛田水源地送水量水室) 市所有
観音寺本堂 民間所有
不動院 民間所有
覚法寺本堂など 民間所有
熊野神社 民間所有
JR貨物広島車両所(広島鉄道局広島工機部) 民間所有
万休寺本堂など 民間所有
狐瓜木(くるめぎ)神社本殿など 民間所有
【広島市南区】
多聞院鐘楼 民間所有
頼山陽文徳殿 市所有
明泉寺山門 民間所有
浄光寺山門 民間所有
旧日本通運出汐倉庫1~3号棟(広島陸軍被服支廠〈ししょう〉) 県所有
旧日本通運出汐倉庫4号棟(広島陸軍被服支廠) 中国財務局所有
光徳寺納骨堂 民間所有
広島大付属中高講堂(広島高等学校講堂) 広島大所有
広島大医学部医学資料館(広島陸軍兵器補給廠) 広島大所有
市郷土資料館(宇品陸軍糧秣〈りょうまつ〉支廠) 市所有
稲生神社本殿など 民間所有
地蔵寺本堂など 民間所有
真幡神社・黄幡社 民間所有
邇保姫(にほひめ)神社手水舎 民間所有
E.R.E宇品御幸ビル(中国配電南部変電所) 民間所有
穴神社 民間所有
本浦説教所 民間所有
最勝寺本堂など(丹那説教所) 民間所有
マツダ宇品西工場(陸軍船舶練習部) 民間所有
観音寺本堂など 民間所有
千暁寺本堂など 民間所有
竈(かまど)神社 民間所有
西福寺本堂など 民間所有
旧県港湾事務所(宇品警察署) 県所有
光明寺(日宇那説教所) 民間所有
【広島市西区】
歴清社倉庫(久永金紙押紙工場) 民間所有
己斐調整場送水ポンプ室 市所有
善法寺本堂など 民間所有
蓮照寺本堂 民間所有
旭山神社 民間所有
浜田樹苗園給水塔(日本麻紡績給水塔) 民間所有
新庄之宮神社本殿など 民間所有
光西寺本堂 民間所有
妙法寺本堂など 民間所有
浄修院本堂 民間所有
三瀧寺想親観音堂など 民間所有
大歳神社本殿など 民間所有
福蔵寺庫裏など 民間所有
龍宮神社 民間所有
慈光寺山門 民間所有
鷺森神社 民間所有
海蔵寺本堂など 民間所有
浄教寺本堂など 民間所有
教専寺本堂など 民間所有
胡子神社本殿など 民間所有
稲生神社 民間所有
草津八幡神社本殿など 民間所有
西楽寺本堂 民間所有
【広島市安佐南区】
長束神社本殿 民間所有
蓮光寺観音堂など 民間所有
イエズス会長束修練院 民間所有
熊野神社本殿 民間所有
専念寺本堂など 民間所有
ニコニコ超会議2015の来場者は2日間で合計15万1115人、ネット来場者は794万495人に上った。昨年の来場者は12万4966人。昨年までは1~8ホールまでだったが、今年は11ホールすべてを使用した。
【画像:来年の開催告知】
ニコニコ超会議2016の開催も決定しており、公式サイトには「ニコニコ超会議2016でお会いしましょう」のメッセージが掲載されている。
ゴールデンウィークの思い出の写真をブログやSNSへ投稿したことで思わぬトラブルに巻き込まれる場合もあるとして、情報処理推進機構(IPA)が注意を呼び掛けている。投稿した写真に含まれた位置情報で居場所が特定されたり、一緒に写っている人に無断で投稿してトラブルに巻き込まれる場合もあると指摘している。
IPAが実施した意識調査によると、「友人と一緒に写った写真を勝手に自分のブログに貼り付けて公開した」ことが問題と回答した人は29.7%。残りの7割以上は、他人が写った写真をネット上に公開することに問題意識を持っていないと指摘する。
デジタルカメラなどで撮影した写真には、撮影日時やGPS情報などを含む「EXIF情報」が付加されている。写真を投稿する際に自動的にEXIF情報を削除するブログやSNSもあるが、そういった機能がないサービスの場合、GPS情報が付加されたままの写真を投稿すると、閲覧者は撮影場所がどこであるのか特定できてしまう。例えば、自宅で撮影した料理写真から自宅の住所が判明する――といったリスクがあると説明する。
ブログやSNSに投稿した写真の公開範囲を指定しても、閲覧者が写真をダウンロードしてメールで送信したり自身のブログで再公開したりする可能性もあると指摘。公開範囲に関わらず「全世界の不特定多数の人に閲覧される状況にある」という認識を持つ必要があるとしている。
友人の写真などを本人の許可なくブログやSNSで公開した場合、一緒に写っている人のプライバシーや肖像権の侵害などに発展する恐れもあると警告。公共の場所で撮影した写真でも、その場所に居合わせた人や、絵画・ポスターなどの著作物が写り込んだ場合、内容や状況によってはプライバシーや肖像権・著作権侵害トラブルに発展する可能性もあるとしている。
こうしたトラブルを避けるため、(1)投稿時にはEXIFのGPS情報の有無を確認し、GPS情報が付加されている場合はアプリやツールなどで削除する、(2)一緒に写っている人に事前に投稿の許可を得る、(3)公開する必要のない写り込みは特定できないように加工をする――ことをすすめている。
首相官邸でドローンが見つかった事件で、威力業務妨害の疑いで逮捕された福井県小浜市の男(40)のものとみられるブログに、自らが描いたという漫画が紹介されている。少子高齢化や失業をテーマにした短編2本で、「うまい」「読ませる」などと読者の関心を集めている。
【少子高齢化が進んだ未来をテーマにしている】
漫画は「ハローワーカー」(全30ページ)と、その続編「禁老区」(全32ページ)の2本。「ニコニコ静画」で昨年11月、「Yasprey」という作者名で公開されている。「ハローワーカー」の紹介文には「2005年ごろに書いた投稿用読み切り。コミックスタジオ使用するも四苦八苦…たしかヤンマガとかに送って落選…」と書かれており、「禁老区」も05年ごろ投稿して落選したという。
「ハローワーカー」は、国家が高齢者を殺害し、浮いた予算を子育てに回して少子高齢化を解決することを目的とした「老人駆除法」という法律が存在する「20XX年」の日本を描いた漫画。老人駆除部隊は失業者により成り立っており、職探しに困っていた中卒・フリーターの男性がハローワークを訪れて老人駆除部隊にスカウトされ、虐殺に手を染めていく様子を描いている。
「禁老区」はその続編。首都圏の高齢者の「老人刈り」を完了した部隊が地方に侵攻。駆除しようとした高齢者3人に姫路城の天守閣内に逃げられる。3人は天守閣から老人駆除法の廃止を訴える――というストーリーだ。
それぞれ、緊張感や驚きのある生々しい作品で、人の動きや表情、背景なども生き生きと描かれている。閲覧したユーザーからは、「絵上手いなぁ」「面白い! 読ませる漫画だわ」「面白いけど掲載はできないだろうな…」などの感想が寄せられている。
長野県が今年、11年ぶりに改訂した絶滅の恐れがある野生生物の「県版レッドリスト(動物編)」で、鳥類では新たに、県内で越冬するオオワシが絶滅の恐れが最も高い絶滅危惧1A類に、同じくオジロワシが1Aに次ぐ1B類に追加された。通年で生息するイヌワシは旧版から1A類で、同じく大型のタカのクマタカは1B類。これらの希少猛禽(もうきん)類には、感電事故や鉛中毒の恐れがあることが近年、判明した。食物連鎖による生態系ピラミッドの頂点に立つ彼らの現状を探った。【武田博仁】
レッドリスト改訂委員会の脊椎(せきつい)動物専門部会委員を務めた県環境保全研究所の堀田昌伸主任研究員によると、旧版になかったオオワシとオジロワシの追加は「以前よりも情報が集まり、越冬期に極めて少数の生息が確認されたため」という。
海や湖で魚などを狩るため「海ワシ」と呼ばれる両種は冬に北海道で多く見られるが、ごく少数が本州を南下する。県内では諏訪湖などでの越冬例が知られるようになった。
1999年から諏訪湖で越冬している20歳のオオワシの雌は「グル」の愛称を持ち、地元野鳥ファンに親しまれている。他のオオワシやオジロワシが飛来することもあるが、湖を縄張りとするグルに追い出されるという。
日本野鳥の会諏訪会長の林正敏さん(71)は「オオワシは冬は諏訪湖に定着している。もしグルがいなくなっても、それに代わるワシが湖を縄張りにするだろう」とみる。
オオワシなどの生息は県内に彼らが過ごせる一定の自然環境がある証拠だが、一方で、生息に脅威となる要因が新たに分かった。
2012年春、諏訪市の山中で高圧電線の鉄塔に止まったクマタカ2羽が相次いで感電死する事故が起きた。いずれも鉄塔上部の落雷による設備損傷を防ぐ器具に接触したためとみられ、野鳥の会の要請で、中部電力が現場の鉄塔に接触を防ぐ対策を施した。
ワシやタカは獲物探しや休息のため、鉄塔など高い場所によく止まる習性があり、感電事故は他の地域でも起きる可能性がある。
この事故後、彼らにとっては別の深刻な脅威も分かった。採餌による鉛中毒だ。林さんが感電死したクマタカ1羽の胃の未消化物を調べたところ、大量のシカの毛を発見。駆除されたシカを食べたらしいと気づいた。
県内では現在、激増したシカの捕獲が進められており、13年度には全県で約4万頭が捕獲された。だが、銃による駆除には鉛製の銃弾が使われており、撃たれた死骸の多くは山中に放置されている。それを猛禽類が食べると鉛中毒になる可能性があるという。
「ワシやタカは鋭いくちばしで銃弾が入った傷口から肉をえぐり取って食べるので、鉛の破片も口に入る。感電死したクマタカは鉛中毒だったかもしれない」と林さん。
実際に北海道では、撃たれたエゾシカを食べたことでオオワシやオジロワシが鉛中毒死する事例が90年代後半から多発し、問題化した。道は00年代からシカ猟での鉛弾使用を禁ずるなど規制を始めたが、順守されておらず、今も中毒死があるという。
林さんは「シカの大量捕獲が続く県内も、猛禽類が死んだシカを食べると考えられる」とし、県内でも鉛弾の規制を求めている。
◇イヌワシは繁殖率低下
オオワシなどの「海ワシ」に対し、山にすむため「山ワシ」と呼ばれるイヌワシは全国的に繁殖率が低下し、数が減っている。
日本イヌワシ研究会が今年3月に発表した81~13年の33年間の調査では、つがいの数は80年代の7割に減り、つがいの繁殖成功率も大幅に低下。個体数は全国で500羽程度と推定し、「存続の危機にある」と訴えている。
県と長野イヌワシ研究会の調査によると、県内で確実に生息が確認されているつがいの数は06年の22から、13年には19に減少した。県は06年度から保護回復事業に取り組んでいるが、「繁殖状況は悪化している」と推定している。
研究者は個体数減少の要因に、ノウサギなど餌動物の減少▽営巣地周辺の開発・工事や人間の接近▽人工林の放置や里山の荒廃による狩り場の消失--などを挙げている。