政治そのほか速
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ウエストから爪先まで25段階に分けて圧が加わるように編まれており、仕事で長時間はいても快適に過ごせそうだ。黒やベージュなど4色。写真のタイプは600円(税抜き)。薄手のタイプ(500円、税抜き)もある。問い合わせは同社(03・6418・1411)へ。
「話し上手はいらない 説得しない説得術」(荘司雅彦著、ディスカヴァー・トゥエンティワン、1500円税抜き)=写真=は、相手を説得する際に「話がうまい」のは逆効果だと説く。
話術に頼らず、気持ちを理解し納得しやすい環境や材料を用意する。その上で相手の決断を支えるひと言を発することが大事だという。実践のコツを弁護士の経験に基づき指南する。
サイズは5種類あり、出張日数などに応じて細かく選べる。改良により従来品より最大約200グラムの軽量化も実現した。航空機内への持ち込み可能な最小サイズ(縦55センチ、横37センチ、幅23センチ)は3万6000円(税抜き)。問い合わせは同社(03・5843・0606)へ。
ダイレクトメール(DM)用のカタログや商品案内は、広告会社ではなく、印刷会社が作ることもある。
「商品の写真や宣伝コピーから、それらが印刷物になったときの仕上がり具合まで、全体を念頭に置くことができるのが強みです」
片山和憲さん(61)は、凸版印刷(東京)で長年、DM用のカタログなどの企画・制作を担当し、今もグループ会社のトッパン・フォームズ(同)で、同じ仕事を続ける。この道40年のベテランだ。
現在、担当する高級紳士服店「英国屋」のカタログは当初、他の広告会社などとのコンペで請負先が決まる予定だったが、「あなたが作ってくれるのなら、お任せしたい」と英国屋に依頼されて、コンペをせずに受注が決まったという。
カメラマンやスタイリスト、コピーライターなど、多いときで50人ほどのスタッフの作業全体を指揮するのが自分の役目だ。
商品の撮影前には、「モデルに動いてもらって服にしわを作ったり、裾をなびかせたりして、品質や着心地の良さを伝えよう」などと、メンバー全員で作品のイメージを共有する。
その後、試作したカタログを見ながら、印刷の出来が想定通りかどうかを念入りにチェック。カタログを手にとった消費者に、クライアントの要望をいかに的確に伝えられるか、その「表現力」が問われる仕事だという。
高校生のとき、ロックのレコードジャケットの英語や写真の「レイアウトの格好良さ」にひかれ、クリエイティブ部門を持つ凸版印刷に入社。これまでに、飲料メーカー、食品会社、百貨店など40社以上のカタログ制作に携わってきた。
一方で、還暦を過ぎ、家庭では孫もいるおじいちゃんでもある。「引退したら『あのときはこんな仕事もしていたのか』と、ゆっくり読み返したい」という大型手帳は約40冊に上るが、現場の第一線でわき上がるアイデアは、まだまだつきそうもない。(吉田尚大)
◇退社後 社内の仲間とライブ活動
中学生の時にロックバンド「ディープ・パープル」「レッド・ツェッペリン」などを聞いてロックが好きになり、エレキギターを始めた。高校の文化祭で初めてライブ演奏。「自分の出した音にみんなが反応してくれる気持ちよさ」を知った。
入社後、社内のクリスマスパーティーで演奏するために、バンド「ハニー・片山&キャンドルズ」を結成。仕事が忙しくなって活動を中断していたが、10年ほど前に社内の5人と再結成。2012年には、自らの還暦祝いとして都内のライブハウスで演奏した=写真=。
今も、1か月に数回、新宿などのスタジオに集まって練習し、ライブ活動も続ける。「観客と一体になっていく感覚を大切にしていきたい」と話す。
【月曜】
6:30 起床
8:30 出社
13:00 社内でクライアントの建設会社と打ち合わせ
15:00 デザイン事務所で打ち合わせ
19:00 帰宅
21:00 部屋でエレキギターの練習。「ライブで演奏するための曲で、近所迷惑にならないよう、音量を絞って練習しています」
【火曜】
10:00 ロケ場所の結婚式場を下見
【水曜】
8:00 終日、スタジオで紳士服の生地の撮影に立ち会う
【木曜】
13:00 印刷工場でダイレクトメールの印刷に立ち会う
【金曜】
8:00 ロケ場所の結婚式場でモデルの撮影
【土曜】
10:00 新宿の音楽スタジオでバンドの練習
15:00 帰宅して夕食を作る
【日曜】
15:00 近所に住む、1歳の男の子の孫が遊びに来る。携帯電話の待ち受け画面も孫の写真にするほど、かわいがっている
おしゃれな美容室のような外観と、柔らかな間接照明に照らされた入り口。
千葉県柏市にある、この建物は分譲タワーマンションの展示施設だ。
「このマンションの持つ都会的で洗練された雰囲気を表現したかった」
「大京」(東京)MG(マンションギャラリー)企画課長の坂本明宏さん(43)は説明する。
住戸のモデルルームや設備の紹介コーナー、接客スペースなどで構成される展示施設の全体を、6人の部下とともに企画立案する。これまでに約100件の施設を手がけた。
施設の来場者の滞在時間は2時間~2時間半。このうち、モデルルームの見学時間は半分程度。「モデルルーム以外の空間の居心地も、物件選びの基準になる。いかに心地よくすごしてもらうかが大事」と話す。
このため、ファミリー向けマンションの展示施設であれば、キッズルームを大きくしたり、共働きで子供のいない夫婦(ディンクス)向けであれば、落ち着いた色調の壁紙を使って都会的な雰囲気に仕上げたりなど、工夫を凝らす。
街中のレストランやカフェなどで「これは」という内装に出会えば、スマートフォンで写真を撮影するなど、研究に余念がない。
「ゆったりと落ち着ける展示施設でこそ、来場者は将来の住まいをしっかり考えることができ、結果的に販売にもつながると思っています」
こうした考えや姿勢は、現在の部署に来るまでの、11年間の販売担当時代の経験に基づいている。
設備を紹介するコーナーと商談スペースが一緒になっていたり、来場者の視界に入りやすいエントランス部分の壁の仕上げが雑だったりするなど、「もっと配慮が必要と思う部分があった」と、振り返る。
建設部門がある同社で、販売出身のMG企画課長は異色だ。「展示施設は、一生のうち何度もない住まい選びの入り口となるもの。来場者の視点を忘れずに心地よい空間を提供し続けていきたいですね」(斎藤圭史)
【休日】熱烈トラファン 印象深い掛布選手
物心がついた時からの阪神タイガースファンだ。大阪にいた頃は、会社の同僚や友人と応援用の黄色いシャツを着込んだ「正装」で、甲子園球場に繰り出し声援を送った。「飲んで、声を出して。何よりのストレス発散です」
40年超のファン歴の中でも、とりわけ印象に残っている選手が掛布雅之さん。ネクストバッターズサークルで使った用具をきちんと並べ、守備につく際もダイヤモンドを横切らずにファウルグラウンドを走っていった。
「父親はよく『掛布を見習え』と言っていた。道具を大切にするとか、仕事場を整えておくとかいうことは、あのときに教わりました」
東京に来て2年半。「当たり前ですが、阪神に関する情報が少なくて、どうしようもなく寂しい」。仕事の合間、スマートフォンで、大阪で発行されているスポーツ紙をチェックするのが日課だ。
【道具】初心に帰るお守り
フランスの宝飾品ブランド、カルティエのボールペン=写真=を愛用している。太めの線で、はっきりとした文字を書けるのが特徴。営業担当として働いていた頃、売買契約書を客に書いてもらう時にいつも手渡していた「勝負ペン」だ。
大京に入社する際、「大事なお客様に100円のボールペンを出すわけにはいかんやろ」と、妻からプレゼントされた。実際に契約書を書いてもらう際、「妻に買ってもらった愛用品なんですよ」と差し出すと、張りつめた雰囲気が和んだこともあるという。
使い続けて14年。さすがに古びてきたが、「いい味が出てきた」と、意に介さない。
営業現場から離れた今、使う機会は減ったものの、スーツの内ポケットに差し込んで携帯している。「手にするたびに、初心に立ち返らせ、頑張ろうと思わせてくれるお守りのようなものですね」