政治そのほか速
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【北京・石原聖】中国空軍は30日、航空編隊が台湾・フィリピン間のバシー海峡を抜けて、西太平洋に向かい、その日のうちに帰還する遠海訓練を行った。空軍の申進科報道官によると、西太平洋で空軍が訓練するのは初めて。機動性のレベルアップが目的だが、訓練内容や正確な空域などは明かさず、「特定の国家や目標に向けたものではない」とした。
【北京時事】中国空軍の申進科報道官は30日、空軍機が同日に西太平洋上空で初めての「遠海訓練」を行ったことを明らかにした。台湾とフィリピンの間のバシー海峡から西太平洋上空に入り、同日中に帰還。報道官は「既定の訓練目的を達成し、首尾よく任務を完了した」と主張した。
報道官は「遠海訓練は大国の空軍が一般的に行っている」と述べ、年度計画に基づいた訓練であると強調。「国際法に合致している。特定の国家や目標を対象にはしておらず、いかなる国家や地域への脅威にもならない」と指摘した。
海洋進出を本格化させる中国はこれまで、西太平洋海域で海軍艦隊による訓練をたびたび実施している。今回の訓練では海洋支配をめぐり対立する日米やフィリピンなどを念頭に、空軍力の増強を誇示する狙いがあるとみられる。
韓国メディアによると、韓国外交部が30日に公開した外交資料で、1984年に韓国首脳が初めて日本を公式訪問した際、日本側が「天皇陛下が歴史問題で反省を示すべきだ」と考えていたことが分かった。30日付で中国新聞網が伝えた。
韓国外交部の資料によると、1984年に当時の全斗煥大統領が韓国首脳として初めて日本を公式訪問することが決まり、日韓双方が具体的な日程や首脳会談の議題について協議するなかで、植民統治の「象徴」の責任を負う裕仁天皇が歴史問題でどのような態度を示すべきかに最も大きな関心が寄せられた。
韓国側が当時、日本側に伝えた立場は「国民感情などを考慮して、天皇陛下が歴史に対する反省を表す必要がある。発言は、晩餐会でのあいさつなど正式な形式にするべきだ」。これに対し、日本も当時、天皇陛下が歴史問題で発言することは必要だが、発言内容自体が外交交渉の対象ではないとの認識を示した。
裕仁天皇は同年9月6日、全大統領との晩餐会の席で、「今世紀の一時期において、両国の間に不幸な過去が存したことは誠に遺憾であり、再び繰り返されてはならない」と発言した。韓国外交部は過去30年の外交資料をまとめ、公開した。公開された資料1597点の大半は1984年に作成されたものだという。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
【シンガポール時事】シンガポール首相府によると、23日に91歳で死去したリー・クアンユー元首相の長女リー・ウェイリン氏は29日、火葬場での弔辞で「(リー元首相は)3年前からパーキンソン病を患い、身動きを取るのが非常に困難になっていた」と明らかにした。
長女によると、元首相の健康状態はクワ・ギョクチュー夫人が2010年10月に亡くなってから急激に悪化。パーキンソン病の発症後は立ち上がったり、歩いたりするのも難しかったが、車いすやつえを使うことをかたくなに拒み、従来と同じ生活を送ろうとしたという。
パーキンソン病は、運動機能をスムーズにする役割がある神経伝達物質のドーパミンが減少することで起き、手足の震えや歩行障害などの症状が表れる。
【モスクワ真野森作】中央アジアのウズベキスタンで29日、大統領選挙が行われ、1991年から現職を務めるカリモフ大統領(77)が当選した。旧ソ連時代から連続4選。タス通信が伝えた。投票率は91%で、カリモフ氏は9割の得票を得たという。任期は5年間。人口約3000万人の同国では強権的な支配体制が続き、野党勢力は弾圧で解体されている。今回の選挙には現職のほか3人が立候補したが、いずれも現職支持を表明し、事実上の信任投票となった。インタファクス通信によると、全欧安保協力機構(OSCE)の監視団は「管理体制の下の選挙で、野党勢力が活動する余地はなかった」と批判した。