政治そのほか速
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2013年度に広島平和記念資料館(中区)に寄贈された被爆者の遺品などを展示する「新着資料展」が18日、同館で始まった。12月2日まで。無料。
48人から寄贈された1003点のうち、医師の当時の診療記録や焼け跡から見つかった懐中時計、米兵が終戦後間もなく撮影した広島市内の写真など、75点が並んでいる。
建物疎開中に爆心地から600メートルで被爆し、2日後に亡くなった県立広島第二中1年の慶徳清さん(当時13歳)が持っていた布製かばんは、母親が翌日、帰らぬ清さんを心配して市内を捜し回ったことや、後に「42年経った今日でも泣かない日はございません 可愛い清よ」とノートにつづったことなどと合わせて展示されている。
同館は「家族愛は普遍的なもの。遺影や家族の思いを知り、二度とあってはならないことだと理解してもらえれば」としている。
21日開幕の選抜高校野球大会に出場する東海大四は18日、甲子園練習を行った。
割り当てられた30分間は守備中心の練習に充て、ナインは外野フェンスのボールの跳ね返り具合などを確かめていた。投手陣もマウンドから投げ込み、傾斜を確認した。
宮崎隼斗主将は「いよいよ甲子園で野球ができる。『やってやるぞ』と気持ちがさらに高まった。試合は1回戦の最後(大会第6日)なので、しっかりと調整したい」と語った。
大脇監督は「甲子園では小さなミスが勝敗を分けるので、守備練習を丁寧に行った。この大会で選手たちが大きく成長してくれることを期待したい」と話した。
18日発表された公示地価(1月1日現在)で、県内の住宅地は0・8%で3年連続、商業地も1・4%で2年連続それぞれ上昇した。名古屋市や尾張、西三河地域で上昇が続く一方、知多や東三河地域で下落が続いており、調査した不動産鑑定士は「二極化に歯止めがかからない状況」としている。(菊池宏一郎)
◆概 況
調査は県内1638地点で実施。上昇地点は住宅地で55・4%(昨年56・2%)、商業地で57・8%(同60%)と過半数を占め、景気回復を背景に堅調が続く。名古屋市では、住宅地で1・7%、商業地で2・9%上昇し、全体を押し上げた。
一方、住宅地、商業地とも下落地点は減少。ただ、下落率の高い市町村は美浜、南知多町などの知多地域や新城市などが占めた。不動産鑑定士の樋沢武司さんは「人口減少の激しい過疎地域や津波への懸念がある沿岸部での下落傾向は今後も続くだろう」と分析。消費増税の影響で、郊外で地価の下落がみられたという。
名古屋大学の福井康雄教授(電波天文学)らの研究グループは18日、観測していた巨大星について、誕生後、最も初期の段階にあることがわかったと発表した。形成直後の巨大星が観測されたのは初めてといい、形成のメカニズムの解明が進むと期待される。研究成果は大阪大での日本天文学会で19日に報告される。
巨大星とは、質量が太陽の8~120倍。誕生から1000万年で超新星爆発を起こして生命のもとになる炭素などの重元素を合成し、宇宙の進化に大きな影響を与えてきたとされる。
発表によると、名古屋大がチリに設置した電波望遠鏡「なんてん2」などで、1万光年離れた星雲に、太陽の20倍と推定される巨大星を確認。観測データから、誕生後10万年以内の巨大星と判明した。直径20光年以上の大型の分子ガス雲に、直径約10光年の分子ガス雲が秒速10キロで衝突して分子ガスが強く圧縮され、ガス雲のくぼみの中に巨大星が生まれたとみられる。
福井教授は「分子ガスが圧縮され、圧縮層から星が形成される過程など、さらに研究を進め、宇宙全体の進化の解明につなげていきたい」と話している。
JR西日本金沢支社は18日、北陸新幹線開業から3日間(14~16日)の利用状況を発表した。3日間で県内3駅から乗車した実績は、富山1万4000人、新高岡4800人、黒部宇奈月温泉2200人となり、3駅で計2万1000人に上った。ただ、3駅を合わせても金沢2万9400人には及ばなかった。今後、首都圏から来る乗客に県内各駅でいかに乗り降りしてもらい、利用実績を積み上げるかが課題であることを示した格好だ。
新幹線の全体の利用客数では、最速型「かがやき」と停車駅が多い「はくたか」が行き来する上越妙高―糸魚川間で調べたところ、3日間の合計は8万4000人、乗車率は48%だった。
利用客が最も多かったのは開業日の14日で3万5000人。15日は2万8000人、16日は2万1000人だった。3日間の合計人数は、昨年同時期のJR北陸線直江津―糸魚川間の特急「はくたか」「北越」の利用実績と比べ、おおむね3倍になった。
新高岡駅では、6月末まで毎日1往復停車する最速型「かがやき」臨時列車に、1日あたり280人が乗車した。
富山―金沢間で1日18往復運行されているシャトル列車「つるぎ」の利用客数は、3日間平均で1日あたり5800人、乗車率は25%だった。
開業日の14日、県内3駅で発売された入場券の枚数は、富山7600枚、新高岡5300枚、黒部宇奈月温泉4100枚で、関心の高さを反映した。
JR西日本の真鍋精志社長は18日の記者会見で、北陸新幹線の利用実績について、「大変好調なスタートを切れた。一過性のものではなく、利用が定着し伸びていくことが大事だ」と語った。新高岡停車の臨時「かがやき」についても、「長く乗っていただけるようにPRしていかないといけない」と述べた。
乗車率が48%だったことについては、「山陽新幹線と比べていい数字だ。100%になるように編成を短くすることも可能だが、12両固定で運用する。繁忙期や土日祝日を考えると、それぐらいの容量がないといけないと思う」と説明した。
県の担当者は、開業直後の利用実績について、「観光客やビジネス客など、より多くの人に利用してもらえると期待している。今後の利用状況の推移を見守りたい」と語った。
高橋正樹・高岡市長は新高岡駅について、「県西部一体で気を引き締めて利用者拡大につなげる」とコメント。堀内康男・黒部市長は黒部宇奈月温泉駅について、「乗降者数2700人を目標としており、少なめだった。上乗せできるような今後の取り組みが重要だ」と強調した。
◇ 来月20日一部高架化 富山駅在来線 ◇ 県とあいの風とやま鉄道は18日、富山駅付近の立体交差事業の一部が完了し、4月20日から、在来線のうち、あいの風鉄道上り線とJR高山線部分を高架化すると発表した。切り替え工事に伴い、あいの風鉄道とJR西日本は4月19日深夜、一部区間で列車の時刻を変更したり、運休に伴って代行バスを運行したりする。
富山市は4月20日の一部高架化に合わせ、新幹線乗降客が在来線駅舎を経由し、北口改札との間を無料で通り抜けができるよう調整を進めている。北陸新幹線開業に伴い、在来線駅舎があいの風鉄道に移管され、新幹線切符だけでは在来線駅舎部分を通れなくなっているためだ。富山駅の高架化工事は、残るあいの風鉄道下り線部分についても行われ、最終的に地上部の仮線路・仮ホームを撤去して18年度までに終了する予定。富山駅北側の富山ライトレールの軌道を新幹線高架下の停留場まで延伸し、富山地方鉄道市内電車(路面電車)と接続する南北直通工事の完成は、20年頃になる見通しだ。